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ライフプランニングにおける終活の役割とは?

2024年3月20日

Aki

FP資格を取得したことで、知識が人生を豊かにすることの重要性を実感。 ライフプランニングとファイナンシャルプランに関する情報を発信し、多くの人々がより良い未来を築くためのサポートをしていきたいと考える。 個人事業主様相談サイトLittle Space1を運営。 ご相談可能コンテンツ:FP相談、WEBページ制作、WEBライティング、SEOコンサルティングetc >>>詳しくはこちら<<<

終活」と聞くと、ネガティブなイメージを持たれる方は少なくないかもしれません。

しかし、現在では終活の意味が多様化し、より良いライフプランを立てる上で重要な要素となっています。

この記事では、終活の始め方やその意味、そして資産形成における役割などについて解説したいと思います。

終活を通じて、より充実した人生を送るための考え方やアプローチ方法について考えてみましょう。

この記事で分かること

  1. 終活の持つ意味や重要性
  2. ライフプランニングにおける終活の役割
  3. 終活を通じた資産形成の考え方
Aki
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終活とは?

そもそも、終活にはどのような意味があるのでしょうか?

終活とは、人生の最終段階に向けての準備を整えることを指す言葉であり、ネガティブなイメージよりも、ポジティブな意味合いが強い言葉として使われます。

終活の意味と役割

終活とは、人生の終わりに向けての準備や計画を立てることです。

自身の老後や最期に備えるだけでなく、人生の総括を行い、自身の人生を整理するための活動でもあります。

また、終活は、自身の死後の手続きや遺言、遺品整理などの準備だけでなく、自分自身を見つめ直し、今をより良く生きるための考え方とも言えます。

終活の重要性

終活の重要性はいくつかの側面から考えることができます。

自己決定権の尊重
終活を行うことで、自身の意志や希望を明確にすることができます。自身の望む最期や葬儀の形式、遺産の処理などを自己決定することで、後々家族や遺族が戸惑うこと、意見の対立を避けることができます。

精神的安定の確保
終活を進めることで、将来の不安やストレスを軽減することができます。自身の死後のことについて考え、準備をすることで、心の安定を保ち、穏やかに人生を過ごすことができます。

遺族への負担軽減
終活を行うことで、遺族が後々手続きや整理をする負担を減らすことができます。遺品整理や手続きなどがスムーズに進むように事前に準備しておくことで、遺族が慌ただしくなることを防ぎます。

人生の総括と価値観の再確認
終活を通じて、自身の人生を振り返り、価値観や生き方について考える機会を得ることができます。

ライフプランニングとの関係性

終活とライフプランニングは密接に関連していますが、異なる側面を持っています。

終活
終活は、人生の最後の段階に向けての準備や計画を立てることで、自己決定権の尊重遺族への負担軽減精神的な安心などを目的としています。

ライフプランニング
ライフプランニングは、人生の目標や計画を立てることで、将来の希望を実現するためのステップを考えることです。

終活は、ライフプランニングの一部として捉えることができます。

つまり、終活は人生の最後の段階における計画立ての一部であり、その計画は個々のライフプランに組み込まれます。

ライフプランニングについての参照コラム
ライフプランニングとファイナンシャルプランの重要性

終活の始め方

次に、終活をどのように始めるかについて見ていきましょう。

具体的に、いつから始めるべきか疑問に思う方も多いかもしれません。

終活を始めるには、まず自分のライフプランや希望を明確にし、少しずつ準備を進めることが大切です。

終活は何歳から始めるべきか

終活は何歳から始めるべきなのでしょうか?

結論として、終活を始めるタイミングや年齢に明確な決まりはありません。

ただし、体力や判断力が十分にあるうちに始めるのが理想です。

一般的には、還暦を迎えたり、子供が独立したりする60代40代~50代が終活を始める傾向があります。

しかし、最近では、20代30代からも始める人が増えています。

Aki
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終活を始める時期は個々のライフステージによって異なります。
以下の図2をご参照ください。

図2:終活を始める時期についての参考図  
引用サイト:株式会社クリエイトアソシエ:「終活サポート調べ」

終活準備の基本

終活では、以下のような終活準備計画が一般的です。

これらの4つのポイントを正しく理解しておきましょう。

身の回りの整理
不要な物品を整理し、身の回りをスッキリさせます。これにより、生活の簡素化や遺族の負担軽減を図ります。

➁財産の整理と相続対策
財産や資産状況を整理し、遺産分割や相続手続きを円滑に進めるための計画を立てます。遺言書の作成や贈与などの手段も検討します。

③老後生活の計画
老後の生活費や健康管理、介護の準備など、老後生活に関する計画を立てます。これにより、将来の不安を軽減し、安心した老後を過ごすための準備を整えます。

④葬儀やお墓の準備
自身の葬儀やお墓の形式の希望を明確にし、それに基づいた準備を行います。これにより、遺族が葬儀やお墓の手配に迷うことなく、スムーズに行うことができます。

Aki
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終活について相談に乗ってくれる専門家を「終活アドバイザー」とといいます。

終活アドバイザーについてのコラム
終活アドバイザー資格のメリットとは?資格、難易度を解説

エンディングノートの活用

手軽に始められる終活の方法として、エンディングノートの活用があります。

この章では、エンディングノートの特徴とその方法などについて解説したいと思います。

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、亡くなったり意思疎通ができなくなったりした際に役立つ、当人にまつわる情報等をまとめた書類です。

書き方に厳格な決まりはなく、個人の希望や家族へのメッセージ、財産などを自由に記載できます。

エンディングノートの特徴を以下にまとめます。

特長とメリット
・個人の情報や希望を自由に記載できる。
・形式は決まっておらず、ノートや手紙、デバイスなどに書くことができる。
・介護や葬儀、埋葬などの希望を家族に伝えることで、手続きをスムーズにすることができる。
・家族や友人への感謝の気持ちを伝えることも可能。

エンディングノートと遺言書の違い
・エンディングノートは個人の希望やメッセージを記載するためのもの。
・遺言書は財産分与など法的な取り決めを記述するもの。

エンディングノートに書く内容
・自身の基本情報
・財産・資産情報
・支払い情報
・ID・パスワード情報
・医療、介護の希望
・葬儀、お墓の希望
・相続、遺言
・連絡先リスト etc

※エンディングノートには、遺言とは異なり法的効力はありません。

Aki
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エンディングノートは、当人の希望や意思家族や関係者に伝えるためのツールとして活用することが理想的ですね。

エンディングノートの記載内容

終活の手順をエンディングノートにまとめることで、自身の意思や希望を明確に残すことができます。

以下は、エンディングノートに記載する内容のポイントです。

遺言書に関する情報
・遺言書の作成を行ったかの確認
・遺言書の内容や所在地
・遺言執行者の指定

生前整理に関する情報
・不動産や動産の整理状況
・処分したい物品や財産、大切にしたい物品などの指示

医療の意思決定に関する情報
・医療の意思決定の指示書(生前指示書)の作成状況
・重要な医療処置に関する意向や希望

保険や年金に関する情報
・保険や年金の契約内容や受取人の情報
・解約や変更を行う必要がある場合の手続き方法

葬儀や埋葬に関する情報
・葬儀や埋葬に関する希望や意向
・葬儀費用の支払い方法や予算の指定

その他の情報
・重要なパスワードやアカウント情報
・家族や友人へのメッセージや思い出

Aki
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エンディングノートには、自身の希望や意思を明確に記すだけでなく、重要な文書や情報の所在地も詳細に記載しておくことが大切です。

終活について相談できるサイト
終活に役立つ情報満載!【みんなが選んだ終活】 (eranda.jp)

まとめ

今回の記事のまとめです。

終活とは、人生の終わりに向けた準備や計画を立てることです。

老後や最期に備えるだけでなく、人生を整理し、価値観を再確認する活動でもあります。

体力や判断力があるうちに始めることが理想であり、エンディングノートを活用して希望や重要な情報を記録・共有することが大切です。

また、終活はライフプランニングの一環として、自身の望む最期や遺産の整理を明確にすることにもつながります。