『読書は大切なので、積極的に行いましょう。』
おそらく子どもの頃、一度は似たような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、筆者もその一人です。子どもの頃(特に学生時代)、筆者は読書が苦手でした。
しかし今では、空いた時間に積極的に本を読むようになりました。
かつて読書が苦手だった筆者が、なぜ今では進んで読書をするようになったのか。
それは、読書をすることには多くのメリットがあるからです。
この記事では、読書によって得られるメリットと、人生を変える可能性がある、オススメの本4冊をご紹介します。
この記事で分かること
- 読書をすることのメリット
- 読書を生活に取り入れるための工夫
- おすすめの読書4選
読書がもたらすメリット
まず初めに、読書がもたらすメリットについて見ていきましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、なぜ読書をすることが有益なのか、まずはその理由についてご説明していきたいと思います
読書が人生に与える影響(4つのメリット)
読書は単に知識を得るための手段ではなく、心の成長や視野の広がりにも大きな影響を与えます。
以下に、読書がもたらす主なメリットを4つご紹介します。
①知識の拡充
読書を通じて新しい情報や視点を得ることができ、知識が自然と増えます。
➁思考力の向上
複雑なストーリーや論理的な内容を読み解くことで、思考力や問題解決能力が鍛えられます。
③感受性の向上
物語の登場人物や状況に感情移入することで、他人の気持ちや考え方を理解する力が高まります。
④語彙力の増加
様々な表現や言葉に触れることで、語彙力が自然と増えていきます。
上記4つのメリットはもちろんですが、読書を始めたことで筆者自身大きく変わったのは、時間の使い方です。
それまでは空いた時間をダラダラと過ごしていましたが、読書を生活に取り入れてからは、何も生み出さない時間がもったいなく感じるようになりました。
また、読書を始めてからは、新しいことに自ら挑戦する前向きな思考も持てるようになりました。
「分からないことは、わかるようになればいい」と考えるようになったのも、読書の習慣があったからこそ学んだことです。

投資を始めたのも、この読書が基盤にあったからです。
何事も少しずつ理解していくことが大切ですね。
合わせて読みたいコラム
・デリバティブ投資入門:市場の仕組みと投資の基礎を学ぶ
多様なジャンルを楽しむ
では、どのようなジャンルを読めばいいのと思われるかもしれません。
結論から言うとジャンルは何でもいいのです。
自身が読んでみて、興味があるものを継続することが大切です。
小説の魅力
読書と聞いて一般的に思い浮かぶのは、小説ではないでしょうか。
小説は、物語を通じて様々な世界や登場人物の人生を体験することができ、感情的な共鳴や娯楽を提供してくれます。
小説は異なる時代や文化、社会的背景を描写することが多く、読者に多様な価値観や経験を提供します。
これにより、読者は自分の視野を広げ、他者の視点や生活に対する理解を深めることができます。
小説の力は、感動や驚きだけでなく、内面的な成長や視野の拡大ももたらしてくれると言えます。

筆者は思い切って、本の公募にチャレンジしてみた経験もあります。
漫画の可能性
筆者が子供のころは、「漫画よりも小説や自己啓発書を読みなさい」と教えられた記憶があります。
当時は漫画が読書というよりも娯楽として捉えられていたためだと思いますが、今ではその見方は変わりました。
漫画から得られるものは多いと感じています。
漫画は、豊かなストーリーテリングや深いキャラクター描写を通じて、読者に感情的な共鳴や新たな視点を提供します。
ストーリーの中での人物の成長や葛藤、社会的なテーマの探求など、多くの要素が含まれており、ただの娯楽にとどまらず、深い学びや気づきをもたらしてくれます。
また、視覚的な要素と文字が組み合わさった漫画は、情報を効率よく伝え、複雑な概念をわかりやすく説明する手助けをしてくれます。
資格取得の有益性
もし何を読もうか悩んでいるのであれば、資格取得に関する本を選んでみてはいかがでしょうか。
資格の勉強は暗記が多く、少し面倒に感じることもありますが、趣味の延長として楽しむことで長続きしやすくなります。
また、資格取得はキャリアアップにもつながりやすく、ライフプランにも有益となりやすい傾向があります。
関連コラム
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読書のための時間管理
読書には、まとまった時間が必要だと思われていませんか?
まずは、読書に対するハードルを下げることから始めましょう。
読書時間を増やすコツ
読書時間を増やすコツは、ズバリ、すきま時間の活用です。
あらかじめ身構えてしまうと、何でもハードルが高くなってしまうのです。
なので、おススメとしては、日常のちょっとした時間を活用することです。
「ちょっとした時間」と聞いても、実感がわかないかもしれませんが、
誰しもが少しの時間を確保することはできるはずです。
例えば、仕事のお昼休みや通勤電車の移動時間、あるいは朝に10分だけ早く起きるといった方法で、少しの時間を利用することが可能です。
今では電子kindleが普及したので、場所を問わず読書することができます。
お昼休みに同僚とおしゃべりするのもいいですが、
そのたった10分が今後の自身のライフプランを左右するとしたらいかがでしょうか。

筆者は主に朝に読書の時間を設けています。
この習慣は、会社員だったころから続けているものです。
生活に読書を取り入れる
先ほど、すきま時間の確保が大事だとお話ししました。
しかし、どうしても仕事が忙しかったり、なかなか読書に費やす時間が取れないこともあるかもしれません。
そこで、そんな方にオススメの2つのサービスをご紹介したいと思います。
読書は、手に取って読むだけのものではありません。
近年では、手に持たずに楽しむ「聞き流し読書」が主流になりつつあります。
聞き流し読書のメリットは、他の作業と並行して読書を楽しめる点にあります。
聞き流し読書ができる2つの媒体
①Amazonオーディブル
https://amzn.to/3Xvy7E1
聞くだけで本を楽しめるサービスで、通勤中や家事の合間にも読書を楽しめます。
➁Amazon Kindle Unlimited
https://amzn.to/3Zf78Ou
電子書籍を手軽に読むことができ、多くの本にいつでもアクセスできます。
読書におすすめの4冊
では最後に、筆者が今まで読んできて、とても感銘を受けた4冊の本をご紹介したいと思います。
読書におススメの本① 何もない僕が海の向こうで起業したら、成功した。
まずご紹介したいのが、『何もない僕が海の向こうで起業したら、成功した』という本です。
ジャンルはビジネス書ですが、著者の風間さんが中南米で富を築いた日々を綴った一冊です。
裸一貫、無一文でドミニカで起業し、何度も命の危険にさらされながらも、次第にビジネスを軌道に乗せ、現在15カ国で事業を展開する日本人起業家の実話です。
この本は、ビジネスに限らず、壁にぶち当たっているすべての人に響く内容だと思います。
行動することの大切さ、自身の可能性を信じ抜くことの重要さを、私はこの本から学びました。
読書におススメの本➁ チーズはどこへ消えた?
次にご紹介したいのは、『チーズはどこへ消えた?』という自己啓発系の本です。
一見変わったタイトルですが、物語は迷路の中に住む2匹のネズミと2人の小人を通じて展開され、彼らが迷路でチーズを探す姿が描かれています。
チーズは単なる食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるものの象徴として捉えると、よりイメージがしやすいかもしれません。
目の前にあるチーズ(幸せ)が突然消えてしまった時、私たちはどう対応するのでしょうか。
私自身もこの本を読み、現在の幸せを手放して未知の世界に飛び込むことの難しさと、そこに必要な勇気について深く考えさせられました。
読書におススメの本③ 神様のカルテ
先ほどまでビジネスや自己啓発の本をご紹介しましたので、ここでおススメの小説もご紹介したいと思います。
「神様のカルテ」という本です。
社会人になって初めて読んだ本で、今でも大切に取ってあるほどです。
書店で目にした「この病院では、奇蹟が起きる。」というキャッチフレーズに惹かれて購入を決めました。
この本は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く29歳の内科医の物語です。
人に対してこんなにも優しい気持ちになれるのかと、初めて読んだときには、途中から涙が止まりませんでした。
読書におススメの本④ 言の葉の庭
最後にご紹介するのは、『言の葉の庭』という本です。
短編映画にもなっているので、ご覧になった方も多いかもしれません。
靴職人を志す高校生・秋月孝雄と、謎めいた年上の女性・ユキノとの交流を通じて、それぞれの人間模様が深く描かれています。
世界観が繊細に表現されており、まるで雨音や風のささやきが聞こえてくるような風景描写も、この本をおすすめする理由の一つです。
まとめ
今回の記事のまとめです。
読書には、知識の拡充、思考力や感受性の向上、語彙力の増加といった多くのメリットがあります。
一つのジャンルに偏らず、幅広いジャンルに触れることで、知識の幅もさらに広がります。
また、すきま時間を活用することで読書の習慣を身につけられますが、聞くだけで本を楽しめるサービスを活用するのもおススメです。