学資保険への加入を検討している方の中には、「毎月の保険料はいくらくらい必要?」「そもそも子どもの教育費はどのくらい準備すればよいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
学資保険は、大学進学など将来まとまった教育資金を準備する方法の一つです。
しかし、必要な保障額や保険料は家庭の収入状況や子どもの進路によって異なるため、保険料の相場だけで判断することはできません。
大切なのは、幼稚園から大学までにかかる教育費の目安を把握し、そのうえで家計に無理のない備え方を考えることです。
この記事では、学資保険の保険料の目安や幼稚園から大学までに必要となる教育費について解説します。
将来必要になる教育資金を整理し、自分の家庭に合った準備方法を考えるための参考にしてみてください。
この記事で分かること
- 学資保険の保険料の相場
- 幼稚園から大学までに必要な教育費の目安
- 教育費を踏まえた学資保険など将来への備え方

幼稚園から大学までに必要となる教育費の目安を知り、学資保険などを活用してどのように備えるべきかを考えてみましょう。
なお、教育資金の準備方法は、家庭の収入や将来の進路によって異なるため、保険商品を選ぶ前に、自分の家庭に合ったライフプランを整理することが大切です。
将来のお金に関する不安を解消し、具体的な備え方を考えたい場合は、専門家に相談しながらライフプランを見直す方法もあります。
詳しくは、以下の記事👇でFP相談の選び方や無料相談と有料相談の違いについて解説しています。
幼稚園から大学までの教育費はどのくらい必要?

学資保険の保険料を考える前に、まず確認したいのが幼稚園から大学までに必要となる教育費です。
文部科学省の調査によると、幼稚園から高校卒業までにかかる学習費は、すべて公立の場合とすべて私立の場合で大きな差があります。
さらに大学では、入学金や授業料に加えて、進学先によっては一人暮らしの生活費なども必要になるため、家庭によって準備すべき教育資金は異なります。
そのため、進学先や進路ごとの教育費の目安を把握し、将来必要となる金額を確認することで、自分の家庭に合った備え方を考えやすくなります。

この章では、幼稚園から大学までに必要となる教育費の目安について、進学先による違いや費用の内訳を整理していきましょう。
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幼稚園から高校までの教育費はいくら必要?【公立・私立別】
幼稚園から大学までに必要となる教育費は、進学する学校が公立か私立かによって大きく異なります。
まずは、下記図1をご覧ください。
下記図1は、幼稚園から高校卒業までにかかる学習費用をまとめたものです。
| 学校種別 | 平成28年度 | 平成30年度 | 令和3年度 |
|---|---|---|---|
| 公立幼稚園 | 682,117円 | 649,088円 | 472,746円 |
| 私立幼稚園 | 1,445,385円 | 1,584,777円 | 924,636円 |
| 公立小学校 | 1,934,173円 | 1,926,809円 | 2,112,022円 |
| 私立小学校 | 9,164,628円 | 9,592,145円 | 9,999,660円 |
| 公立中学校 | 1,433,090円 | 1,462,113円 | 1,616,317円 |
| 私立中学校 | 3,979,521円 | 4,217,172円 | 4,303,805円 |
| 公立高校(全日制) | 1,351,336円 | 1,372,072円 | 1,543,116円 |
| 私立高校(全日制) | 3,109,805円 | 2,904,230円 | 3,156,401円 |
出典:文部科学省「結果の概要-令和3年度子供の学習費調査」
公立・私立ともに、幼稚園から高校までの学費は全体的に上昇傾向にあります。
特に令和3年度の学費は多くの項目で増加しています。
この背景には、コロナ禍におけるオンライン授業の導入や、ICT教育、キャリア教育、特別支援教育などへの投資費用が影響していると考えられます。

過去の推移から、今後も学習費用は増加していくことが考えられ、早い段階からの計画的な資金準備が必要となります。
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学資保険はいつ入るべき?妊娠中・出生直後の加入時期と契約者の年齢制限を解説
大学進学に必要な教育費はいくら?入学から卒業までの費用
大学進学に必要となる教育費は、国公立大学か私立大学か、また自宅通学か一人暮らしかによって大きく異なります。
特に大学では、入学時にまとまった費用が必要になるだけでなく、4年間の授業料や教材費、生活費なども含めて準備する必要があります。
大学の費用は進学先や学部によって異なりますが、一般的に私立大学は国公立大学と比べて授業料や施設設備費などの負担が大きくなる傾向があります。
そのため、ここでは教育資金を準備する際の目安として、私立大学と私立短期大学における初年度の費用を確認します。
下記図2では、初年度に必要となる学生納付金についてまとめています。
| 学校種別 | 授業料 | 入学料 | 施設設備費 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 私立大学 | 930,943円 | 245,951円 | 180,186円 | 1,357,080円 |
| 私立短期大学 | 723,368円 | 237,615円 | 166,603円 | 1,127,586円 |
出典:文部科学省「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」

初年度の学生納付金に含まれるものとして、以下のような項目があります。
学生納付金に含まれる主な項目
・入学金
・授業料
・施設費
・教育充実費
・実習費
・学生保険料
・学生会費
・施設利用費
なお、大学で一人暮らしをする場合は、保険の選定も大切です。
必要な保障や備え方を整理したい場合は、保険の相談窓口に相談する方法もあります。
👉おすすめの保険相談窓口8社を比較!特徴や選び方・相談内容を解説
学資保険の保険料ってどのくらい?年齢別の保険料相場

学資保険の保険料は、一般的に毎月1万円~2万円程度が一つの目安とされています。
ただし、契約者や子どもの年齢、保険金額、払込期間などによって保険料は異なるため、一律の金額ではありません。
また、加入する年齢が早いほど毎月の保険料を抑えやすい傾向があり、同じ保険金額を設定する場合でも、加入時期によって毎月の負担額が変わることがあります。
そのため、教育資金を効率よく準備したい場合は、加入時期も重要な判断材料の一つです。

この章では、学資保険の年齢別の保険料相場を確認しながら、保険料が変わる主な要因について見ていきましょう。
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学資保険の保険料はいくら?年齢別の月額目安を比較
学資保険の保険料は、幼児の年齢に基づいて設定されるのが一般的です。
まずは、学資保険の年齢別の保険料の相場額を、以下で確認してみましょう。
年齢別の保険料の相場
新生児(0歳)で加入する場合
毎月約1万円
幼児(3歳)で加入する場合
毎月約9,000円
学齢期(6歳)で加入する場合
毎月約1万円
10歳で加入する場合
毎月約1万8,000円
年齢別の保険料を見ると、加入するタイミングによって毎月の負担額に違いがあることが分かります。
一般的には、子どもの年齢が低いうちに加入するほど払込期間を長く設定できるため、月々の保険料を抑えやすい傾向があります。
ただし、実際の保険料は加入年齢だけで決まるわけではありません。
満期時に受け取る保険金額や払込期間、契約者の年齢などによっても変わるため、必ずしも年齢が若いほど毎月の保険料が低くなるとは限りません。
例えば、0歳から加入する場合は長期間かけて教育資金を準備できるため、月々の負担を分散しやすくなります。
一方で、10歳から加入する場合は、大学進学までの準備期間が短くなるため、同じ金額を準備する場合でも毎月の保険料負担が大きくなる傾向があります。

上記はあくまで相場額の一例です。
具体的な保険料の産出額は、以下のシミュレーションをご活用ください。
学資保険料シミュレーションサイト
・フコク生命『かんたん保険料試算』
学資保険の保険金額はいくらが目安?
学資保険の保険金額は、一般的に100万円〜300万円程度が一つの目安とされています。
この金額帯は、大学進学時に必要となるまとまった教育資金を準備するための基準として設定されることが多くあります。
では、なぜ100万円〜300万円程度の保険金額が目安になるのでしょうか。
理由の一つは、大学進学時には入学金や初年度の授業料など、まとまった費用が必要になるためです。
特に、大学入学時に発生する初年度納付金は大きな負担となるため、学資保険の満期金を活用して進学時の費用に備える家庭が多くあります。
また、学資保険だけで大学4年間に必要となるすべての教育費を準備するのではなく、貯蓄や家計からの支出と組み合わせて備えるケースも一般的です。
そのため、初年度の学費や入学時のまとまった支出に対応しやすい100万円〜300万円程度が、一つの目安として考えられています。
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学資保険以外の教育資金の準備方法とは?

で教育資金を準備する方法は、学資保険だけではありません。
預貯金や資産運用などを活用しながら、家庭の収入状況や教育方針に合わせて準備する方法もあります。
学資保険は、決まった時期に教育資金を受け取れる点が特徴ですが、途中解約すると元本割れの可能性があるなど、家計状況によっては柔軟に対応しにくい場合があります。
そのため、将来必要となる教育費や家庭のライフプランを踏まえて、複数の方法を比較しながら準備することが大切です。

この章では、学資保険以外に教育資金を準備する代表的な方法について、それぞれの特徴や注意点を確認しながら詳しく見ていきましょう。
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積立保険や資産運用が教育資金の準備に活用される理由
積立保険や資産運用は、教育資金を計画的に準備する方法として活用されています。
毎月一定額を積み立てることで、大学進学など将来必要となるまとまった教育費に向けて、無理のないペースで資金を準備しやすくなるためです。
例えば、積立保険は契約内容に応じて満期時に保険金を受け取れるため、教育資金を目的として計画的に備えたい家庭に適しています。
一方、NISAなどを活用した資産運用は、長期・積立・分散投資によって資産形成を目指せるため、教育資金を準備する選択肢の一つとして利用されています。
ただし、積立保険と資産運用では、元本保証の有無や運用リスク、受け取れる金額などが異なります。
そのため、それぞれの特徴を理解したうえで、教育方針や家計状況に合った方法を選ぶことが大切です。

なお、長期的な資産形成を考える場合は、NISAと貯金の違いを理解し、自分の家庭に合った方法を選ぶことが大切です。
関連記事
NISAと貯金はどっちがお得?30年後を見据えた資産形成戦略
なぜ保険の見直しが教育資金の準備につながるの?
保険の見直しも、将来必要となる教育資金を準備する方法の一つです。
加入している保険の保障内容や保険料を確認することで、現在の家計に合わない保障を整理し、毎月の固定費を削減できる可能性があります。
保険の見直しが教育資金の準備につながる理由は、以下の3つです。
① 必要以上の保険料を削減できる
② 家計に合った保障内容へ調整できる
③ 浮いた資金を貯蓄や資産形成に活用できる
例えば、加入している生命保険や医療保険を確認した際に、現在の生活状況では必要性が低くなった保障や、複数の保険で重複している保障が見つかる場合があります。
そのような保障を整理することで、毎月の保険料負担を軽減し、その分を子どもの教育費として積み立てることが可能になります。
また、子どもの成長や家庭環境の変化によって、必要となる保障内容は変わります。
子どもが小さい時期に備えた保障が、将来的にも同じように必要とは限らないため、ライフステージに合わせて見直すことで、無駄な支出を抑えながら必要な保障を維持できます。
そして、保険の見直しによって生まれた余裕資金を、預貯金やNISAなどの資産形成に活用する方法もあります。
毎月数千円の支出改善でも、長期間継続することで教育資金の準備に大きな差が生まれる可能性があります。
なお、保険はライフステージの変化によって必要な保障が変わるため、適切なタイミングで内容を確認することも大切です。
ライフイベント別の生命保険見直しやタイミングについては、以下の記事👇も参考にしてみてください。
まとめ|教育費の全体像を把握して家庭に合った備え方を考えよう
学資保険の保険料は、一般的に毎月1万円〜2万円程度が一つの目安ですが、契約者や子どもの年齢、保険金額などによって異なります。
また、幼稚園から大学までに必要となる教育費は、進学先や家庭の状況によって大きく変わるため、必要な金額を把握したうえで準備方法を考えることが大切です。
学資保険だけでなく、預貯金や資産運用、保険の見直しなども選択肢になるため、自分の家庭に合った方法で教育資金を準備しましょう。


