『時間もお金も有効に活用したい』
日々の生活の中で、時間やお金を上手に管理するのは決して簡単ではありませんよね。
特に忙しいと、時間を効率的に使うことや、無駄な支出を減らすことが難しく感じることも多いはずです。
ですが、ちょっとした工夫で、時間とお金を上手に節約し、家計の負担を軽減することができます。
この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、実生活ですぐに取り入れられる効率的なライフハックをいくつかご紹介していきます。
この記事で分かること
- ライフハックが節約につながる理由
- 時間とお金を同時に節約する方法
- FP視点でのライフハック活用術

実生活に取り入れやすい、効率的なライフハックを一緒に学んでいきましょう。
なぜライフハックが時間とお金を同時に節約できるのか

そもそもライフハックとは、日常生活をより効率的かつ快適に過ごすための工夫や方法のことです。
その本質は、無駄を省き、物事をスムーズに進めることにあります。

まずは、ライフハックがなぜ時間とお金の節約につながるのか、その理由を見ていきましょう。

ライフハックとは日常生活を快適に過ごすための工夫
ライフハックとは、日常生活をより効率的かつ快適に過ごすためのさまざまな工夫やテクニックを指します。
例えば、家事や仕事、買い物などの一般的な作業を効率よくこなす方法を見つけることが、ライフハックの基本です。
これらの工夫によって、生活がスムーズになり、余計なストレスや時間の浪費を減らし、資金の確保にも繋がります。

ライフハックは、元々コンピュータの効率化を指し、その後日常生活の効率化方法を意味するようになりました。
参照サイト
・ウィキペディア『Lifehack』より
効率化が時間を節約する
ライフハックの主な特徴の一つは「効率化」です。
効率的に作業をこなすことで、無駄な時間を削減できます。
例えば、同じ作業を繰り返しやらなくて済むように工夫したり、時間を最大限に活用できる方法を採用することです。
こうした効率化により、日々の生活で使う時間を最小限に抑えることができ、結果的に自由時間や休息の時間を増やすことができます。
無駄を減らすことでお金を節約
ライフハックは、時間だけでなく、お金の節約にも大きな効果があります。
その理由は、無駄を減らす工夫が多く含まれているからです。
例えば、必要ないものを買わない、食材を無駄なく使い切る、交通費や光熱費の無駄を減らすなどの方法です。
こうした工夫を実践することで、生活費を抑え、無駄な支出を減らすことができます。

無駄な支出を減らすことで、余分な資金を手に入れられます。
次の章では、その具体的な方法について見ていきましょう。
あわせて読みたいコラム
・妊娠・子育てママ必見!買い物の時短&節約を叶える宅配サービス活用術
時間とお金を同時に節約する効率的な方法

日々の生活で取り組みやすいライフハックとして、貯金や支払いの自動化が挙げられます。
これらを活用することで、手間を省き、効率よくお金を管理できるようになります。

それでは次に、時間とお金を同時に節約する効率的な方法を見ていきましょう。
自動化で負担を減らす:貯金・支払いの自動化を活用
物事の自動化は、時間とお金を効率的に管理できる強力な節約術です。
特に、貯金や支払いを自動化することで、手間をかけずに着実に資産を管理できます。

貯金や支払いの自動化には、それぞれ次のようなメリットがあります。
1. 貯金の自動化
定期的に一定額を貯金口座に移す設定をすることで、貯金を習慣化できます。
たとえば、毎月給料日に自動で10,000円を貯金口座へ振り込む設定をしておくと、意識せずに貯金を続けられ、無理なくお金を貯められます。
2. 支払いの自動化
クレジットカードや公共料金の支払いを自動化することで、支払いの遅延や滞納を防ぐことができます。
また、家賃や携帯料金など毎月の固定費を自動引き落としに設定することで、支払いの手間を減らし、効率よく管理できます。

支払いの自動化は多くの人が実践していますが、貯金の自動積み立てを行っている人は少ない傾向にあります。
関連サイト
・貯金に特化したFP無料相談
なぜ貯金の自動積み立てが重要なのか
貯金の自動積み立てが重要な理由は、貯金を忘れたり後回しにするリスクを避けられるからです。
自分で意識して貯金しようとすると、使えるお金が減ることにストレスを感じる場合もありますが、最初から自動積み立てを設定しておくことで、無理なく自然に貯金を続けられます。

そして、自動積み立ての方法には、主に以下の3つがあります。
①給与振込時の自動分配
給与振込時に、事前に指定した口座に一定額を自動で振り分ける設定をする方法です。
これにより、収入を管理しつつ、自動的に貯金が進むので、無理なく貯蓄が積み上がり、収支のバランスを保ちながら貯金を続けることができます。
②引き落とし型の積立型貯金
銀行や証券会社が提供する、自動引き落とし型の積立プランを利用する方法です。
設定した金額が定期的に引き落とされるため、貯金額が一定であれば無理なく続けられ、家計に過度な負担をかけずに積み立てが可能です。
③定期預金や積立型の投資信託
定期的に一定額を定期預金や積立型の投資信託に振り分ける設定をすることで、積み立てが自動で行われます。
例えば、毎月5,000円〜10,000円を自動的に積み立てることで、長期間にわたってコツコツと貯金ができ、将来に向けた資産形成が進みます。

資産形成に関しては、以下のコラムなどで詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
あわせて読みたいコラム
・長期的な資産形成|インデックス投資と資産配分の役割
・老後資産2,000万円、どのように準備する?
FP視点でのライフハック活用術

先ほどの章では、積み立てや支払いの自動化を活用することで、時間とお金の両方を効率よく節約できる方法をご紹介しました。
それでは最後に、FP視点でのライフハック活用術を見ていきましょう。

この章では、保険や投資の活用方法を中心に、さらに実践的なライフハックをご紹介します。

保険選びでコスト削減:家計の見直しを行うポイント
保険は、結婚や出産、住宅購入、子どもの独立など、ライフステージの変化に応じて見直すことが大切です。
これにより、必要な保障を適切に確保し、無駄な支出を抑えることができます。

保険の最適化を図るためのポイントは、次の3つですよ。
①ライフステージに合わせた見直し
結婚や出産、住宅購入などのライフイベントに合わせて、保障内容を調整します。
➁過剰な保障を避ける
生活状況に応じて不要な保障を省き、過剰な保険料の支払いを防ぎます。
③保険の比較と調整
複数の保険会社を比較し、必要な保障を最小限のコストで確保します。
関連コラム
・ライフイベントに合わせた生命保険の見直し|その重要性とメリット
投資でお金を効率よく増やす:少額から始める投資術
投資は資産を効率的に増やす手段として有効です。
ライフハックの観点から見ると、投資はお金を「働かせる方法」であり、時間をかけて利益を積み重ねる仕組みを作ることができます。

投資で資産形成をするためのポイントは、以下の4つです。
①自動化と積立投資
定期的に少額を積み立てることで、リスクを分散しながら長期的に安定した利益を得ることができます。
➁分散投資
複数の資産クラスに投資を分散することで、リスクを抑え、安定的なリターンを目指すことができます。
③リスク管理とリバランス
定期的にポートフォリオを見直し、ライフステージや市場状況に応じて調整することで、資産運用の効率化が可能です。
④税制優遇の活用
新NISAなどの税制優遇制度を利用することで、税負担を軽減し、投資利益を最大化することができます。
関連コラム
・貯金ゼロからの資産形成術|目標金額達成のための5ステップ解説
節税対策で手取りを増やす:可処分所得の増やし方
自身が自由に使えるお金を「可処分所得」といいます。
可処分所得を増やす方法として、収入を増やすことや生活費などの支出を減らすことが一般的ですが、それだけではありません。
公的制度を活用することで、効率的に手取りを増やすことも可能です。
特に、所得控除などの税制優遇を上手に活用すれば、課税所得を減らし、結果として支払う税金を抑えられます。
例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)やふるさと納税を活用することで、将来の資産形成をしながら節税につなげることができます。
また、医療費控除や扶養控除なども適用することで、税負担を軽減することも可能です。

世の中にはさまざまな公的制度があるため、自身が活用できる制度を理解しておくことが大切です。
関連コラム
・住宅ローン控除が受けられないケースとは?親子ローン・転居の2大NG事例
まとめ
今回の記事のまとめです。
ライフハックを上手に活用することで、お金の管理をより効率的に行うことができます。
たとえば、保険は必要な保障を見極めて選ぶことで、無駄なコストを抑えられます。
また、iDeCoやふるさと納税といった公的制度を適切に活用することで、節税や手取りのアップにもつながります。