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企業年金の運用でよくある悩みとは?運用状況を確認する4つの方法

2024年10月24日

Aki|ライフコンサルタント|暮らし・生き方を整える専門家

1993年生まれ。山口県を拠点に活動するライフコンサルタント。 AFP(日本FP協会認定)・2級FP技能士・証券外務員一種を保有。 年金・税金・社会保険・資産形成・住宅ローン・資格取得など、ライフプランを整え、人生の選択肢を増やすためのお金と暮らしの知識を発信。 運営サイト「Little Space」は累計40万PVを突破。検索上位表示記事を多数保有し、保険会社からの記事掲載依頼実績も。 ▶ プロフィールの詳細はこちら

「人生100年時代」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。

企業年金は、老後の生活を支える大切な資金源の一つですが、「現在どのくらいの資産になっているの?」「運用によってどのように増減しているの?」を把握できていない方もいるのではないでしょうか。

企業年金に限ったことではありませんが、定期的に運用状況を確認することは、将来の資産形成を考えるうえで大切です。

そこで本記事では、企業年金の運用でよくある悩みを整理し、運用状況を確認する4つの方法について分かりやすく解説します。

この記事で分かること

  1. 企業年金の基本的な特徴
  2. 企業年金の運用状況を確認する4つの方法
  3. 企業年金の運用でよくある悩み
Aki
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企業年金の基本的な特徴とは?3つのポイントを整理

まず最初に、企業年金がなぜ必要なのか、その特徴について見ていきましょう。

企業年金の仕組みや詳細な特徴については他の記事でご紹介していますので、この章では、企業年金を理解するうえで押さえておきたい基本的なポイントに絞って解説します。

Aki
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企業年金の仕組みや詳細な特徴については、以下のコラムをご覧ください。

企業年金の主な種類とは?

企業年金は、企業が従業員の老後の生活を支えるために設ける年金制度です。公的年金に上乗せして、退職後の生活資金を準備する役割があります。

現在の企業年金制度では、主に確定給付企業年金(DB)と企業型確定拠出年金(企業型DC)があります。

① 確定給付企業年金(DB)
将来受け取る年金額の算定方法があらかじめ定められており、基本的に企業側が運用を行います。運用状況によって必要な掛金などが変わるため、企業側が運用に関するリスクを負う仕組みです。

② 企業型確定拠出年金(企業型DC)
企業が掛金を拠出し、加入者自身が運用商品を選択して資産を運用します。最終的な受取額は運用実績によって変わるため、運用結果によるリスクは加入者が負います。

なお、厚生年金基金も企業年金制度の一つでしたが、2014年4月以降は新設できなくなっています。

Aki
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確定拠出年金、通称iDeCoについては、以下のコラムで詳しくまとめていますよ!

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確定拠出年金(iDico)の運用で老後の不安を解消する

企業年金はどのように運用される?

企業年金は、制度によって誰が掛金を拠出し、誰が運用を行うのかが異なります。運用方法を理解しておくことで、自分が加入している企業年金の仕組みや、資産がどのように変動するのかを把握しやすくなります。

例えば、確定給付企業年金(DB)では、事業主などが掛金を拠出し、企業年金基金や事業主などが運用を行います。加入者自身が個別に運用商品を選択する仕組みではなく、あらかじめ定められた給付の算定方法に基づいて、将来の給付が行われることが特徴です。

一方、企業型確定拠出年金(企業型DC)では、企業が掛金を拠出し、加入者自身が運用商品を選択して運用します。運用商品には、投資信託や預貯金、保険商品などがあり、選択した商品によって運用結果が異なります。

例えば、投資信託を選択している場合、運用商品の価格が上昇すれば資産残高が増える可能性がある一方、価格が下落すれば資産残高が減少する可能性もあります。

また、企業年金は長期間にわたって運用するケースが多いため、定期的に運用状況を確認することも大切です。特に企業型DCでは、運用状況を確認したうえで、必要に応じて運用商品の変更や資産配分の見直しを検討することもできます。

なお、企業年金にはさまざまな制度があり、制度によって加入条件や掛金の拠出方法なども異なります。具体的な企業年金制度の特徴を知りたい方は、はぐくみ企業年金の加入条件や拠出額、制度の特徴についても確認してみてください。

関連記事
はぐくみ企業年金の魅力とは?加入条件や拠出額を中退共制度と比較

企業年金の運用状況の確認が必要な理由とは?

企業年金は、老後の生活を支える大切な資産の一つです。運用状況を確認しないままにしていると、資産残高がどのように変化しているのか、現在どのような運用商品を保有しているのかを把握しにくくなります。

また、ライフステージや将来の資金計画が変わった場合でも、現在の運用内容が自分の目的に合っているのか判断しにくくなるでしょう。

一方で、定期的に運用状況を確認しておけば、資産残高や運用実績を把握し、現在の運用内容を見直すきっかけになります。特に企業型DCでは、必要に応じて運用商品の変更などを検討することもできます。

ここでは、企業年金の運用状況を定期的に確認することがなぜ重要なのか、具体的な理由を見ていきましょう。

Aki
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なぜ受け取る年金額が変動するのか、その仕組みを理解しておきましょう。

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企業年金の運用状況を確認する3つのメリット

企業年金は、長期的な資産形成を目的として運用するものだからこそ、加入したまま放置するのではなく、現在の運用状況を定期的に確認することが大切です。

特に企業型DCでは、自分で運用商品を選択するため、運用状況を確認することで、現在の資産状況や運用実績を把握できます。

企業年金の運用状況を確認する主なメリットは、以下の3つです。

①現在の資産状況を把握できる
資産残高や運用実績を確認することで、これまでにどの程度資産が積み上がっているのかを把握できます。

②運用内容を見直すきっかけになる
運用商品の状況を確認することで、現在の運用内容が自分の資産形成の目的に合っているかを考えるきっかけになります。企業型DCでは、必要に応じて運用商品の変更などを検討することもできます。

③将来の資産形成を考えやすくなる
現在の資産残高や運用実績を把握しておけば、将来どの程度の資金を準備する必要があるのかを考える際の参考になります。

企業年金の運用状況を確認する4つの方法

企業年金の運用状況を確認する方法には、以下4つの方法があります。

①企業からの定期報告書
多くの企業は年に数回、運用成績や資産の増減、リスク状況をまとめた報告書を提供しています。

➁オンラインプラットフォーム
企業年金を管理している金融機関や保険会社のウェブサイトにアクセスすると、自分の年金口座の運用状況を確認できます。

③年金相談窓口
企業年金に関する疑問や不安がある場合は、企業の人事部門や年金相談窓口に問い合わせることで、運用状況の理解を深めることができます。

④セミナーや勉強会への参加
一部の企業や金融機関は企業年金に関するセミナーや勉強会を開催しており、参加することで運用状況の最新情報や知識を得ることができます。

このように、企業年金の運用状況は、定期報告書やオンライン上の情報、相談窓口などを活用して確認することができます。

ただし、運用状況を確認する際は、単に現在の資産残高を見るだけではなく、運用成績や資産の増減、選択している運用商品の内容なども確認することが大切です。

Aki
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企業からの定期報告書や年金相談窓口を通じて、運用状況の確認や詳細な情報・アドバイスを得ることができますよ!

参照:
・企業年金連合会(Pension Fund Association)
・全国の相談・手続き窓口|日本年金機構

企業年金の運用でよくある悩みとその解決策

加入者が気になるポイントの一つは運用状況です。

これは相談窓口を活用することで確認できますが、シミュレーションサイトを利用することでも、概算を把握することができます。

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最後に、企業年金に関する悩みとその解決策について見ていきましょう。

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企業年金制度の普及率はどのくらい?

企業年金制度の、普及率はどのくらいなのでしょうか?

日本の企業における年金制度の導入状況は、以下の通りです。

正社員

・企業年金の適用割合: 30.2%
・退職金制度の適用割合: 80.7%

正社員以外の労働者

・企業年金の適用割合: 6.4%
・退職金制度の適用割合: 12.2%

このデータから、正社員に比べて非正社員の企業年金および退職金制度の適用割合が著しく低いことが分かります。

これは、正社員と非正社員の間に福利厚生の格差が存在することを示しており、雇用形態による制度の利用状況に違いがあることを反映しています。

出典:
・企業年金・個人年金制度の現状等について

企業年金加入者と未加入者の受給額の差は?

結局のところ、企業年金制度を利用することで、受給者の手取りにはどの程度の差が生じるのでしょうか。

企業年金制度の有無による受給金額の差を退職金も含めて考慮した場合、勤続年数に応じた退職給付金額は以下の通りです。

勤続年数退職金のみ企業年金のみ両制度併用平均受給額
20年以上25年未満1,267万円1,058万円1,743万円1,678万円
25年以上30年未満1,395万円1,106万円1,854万円1,814万円
30年以上35年未満1,794万円1,658万円2,081万円1,827万円
35年以上2,173万円1,897万円2,493万円2,197万円
平均1,983万円1,678万円2,357万円2,168万円
図1:勤続年数別退職給付金額の比較表(企業年金制度の有無)
出典:厚生労働省『平成30年就労条件総合調査 結果の概況』より

企業年金の運用状況を試算できるサイトとは?

企業年金の運用状況を確認するためのサイトには、以下の2つがあります。

・年金試算シミュレーション|企業年金連合会
・公的年金シミュレーター

主な入力項目は、以下の2つです。

①基本情報の入力
年齢、性別、勤務年数、給与水準など。

➁退職積立見込額
将来的に受け取る退職金や年金の見込額を算出します。

Aki
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上記のサイトなどを活用してシミュレーションを行うことで、自身の資産が適切に運用されているか確認できますよ!

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・ポートフォリオ戦略|資産運用を成功に導く効果的な組み方とは?

まとめ|企業年金の運用でよくある悩みとは?

企業年金は、老後の生活を支える大切な資産の一つです。特に企業型DCでは、「現在の資産状況が分からない」「どのように運用すればよいか分からない」といった悩みを感じることもあります。

運用状況は、定期報告書やオンラインプラットフォーム、勤務先の相談窓口などを活用して確認できます。

企業年金の運用に不安や疑問がある場合は、まず自分が加入している制度や現在の運用状況を確認し、必要に応じて勤務先や専門家に相談しながら、将来の資産形成について考えていきましょう。

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