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火災保険と家財保険は何が違う?補償内容・必要性・加入対象を整理

2024年2月28日

Aki|ライフコンサルタント|暮らし・生き方を整える専門家

1993年生まれ。山口市を拠点に活動するライフコンサルタント。 AFP(日本FP協会認定)・2級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員一種を保有。 「暮らし・制度・将来設計をやさしく整理する」をテーマに、年金・社会保険・資産形成・住宅ローン・働き方・資格取得などの情報を発信し、複雑な制度や思考を整理するお手伝いをしている。 運営するライフプランニング専門サイト「Little Space」では、検索上位表示記事を多数保有し、累計30万PVを達成。保険会社からの掲載依頼実績あり。 著書に『行動できる人の思考室』ほか。 記事の監修・執筆・コンサルのご依頼はこちら

火災保険家財保険は、どちらも住まいに関する保険ですが、補償される対象が異なります。

しかし、「何が違うの?」「火災保険に入れば家財も補償されるの?」「賃貸でも必要?」など、違いがわかりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。

実際には、建物を補償するのか、家具・家電などの家財を補償するのかによって、必要な保険や補償内容は変わります。

また、持ち家か賃貸かによっても、加入しておきたい補償は異なります。

この記事では、火災保険と家財保険の補償対象の違いや、それぞれ必要になりやすい人の特徴についてわかりやすく整理していきます。

今回の記事で分かること

  1. 火災保険と家財保険の補償対象の違い
  2. 火災保険と家財保険が必要になりやすい人の特徴
  3. 持ち家・賃貸ごとの必要な補償内容の考え方
Aki
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この記事では、火災保険などの物的損害に備える第二分野の保険について学んでいきましょう。

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そもそも火災保険とは?どんな役割があるの?

火災保険とは、火災だけでなく、風災・水災・落雷などによって建物や家財に損害が生じた場合に、その損害を補償するための保険です。

一般的には「火事のときだけの保険」と思われがちですが、実際には自然災害や突発的な事故による損害にも備えられる仕組みになっています。

特に日本では台風や地震などの自然災害が多いため、住宅を所有するうえで火災保険は重要なリスク対策の一つとされています。

Aki
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まずは、火災保険の基本的な役割について確認しておきましょう。

火災保険は身近な保険ですが、補償内容は少し複雑で、「自分の場合はどうなのか」と迷う人も少なくありません。

そうした場合は、専門家に相談しながら整理するのも一つの方法です。

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火災保険の役割と補償の基本的な考え方

火災保険は、火災による損害だけでなく、風災・水災・落雷などの自然災害や突発的な事故によって生じた建物や家財の損害を補償する保険です。
単に「火事に備える保険」というイメージを持たれがちですが、実際には住まい全体のリスクに備える役割を持っています。

補償の基本的な考え方としては、どの対象を守るのかによって内容が分かれます。

建物そのものを対象とする場合は住宅の修繕費などが補償され、家具や家電などの家財を対象とする場合は生活用品の損害が補償されます。

さらに補償の実務的な部分として、実際に支払われる保険金は一定の基準に基づいて算定されます。

代表的なものに「再調達価額(新しく同等のものを購入・再建するための金額)」や「時価額(経年劣化を考慮した金額)」があり、同じ損害でも受け取れる金額が変わる点には注意が必要です。

Aki
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なお、火災保険は包括的な範囲をカバーする保険であり、少額短期保険とは用途が異なります。

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火災保険の補償範囲はどこまで?対象となる損害を整理

火災保険では、火災や落雷、風災・雪災・水災といった自然災害による損害が基本的な補償対象となります。

また契約内容によっては、盗難や外部から物が飛来して建物や家財が損害を受けた場合など、思わぬ事故まで補償範囲に含まれることもあります。

ただし、すべての損害が対象になるわけではありません。

時間の経過による劣化や自然な消耗、故意による損害などは、原則として補償の対象外となります。

Aki
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この章では、火災保険の補償範囲について整理していきます。

補償範囲にはどんな損害がある?

火災保険では、火災による建物や家財の損害のほか、落雷による電化製品の故障、風災による屋根や窓の破損、雪災による建物の損壊などが代表的な補償対象となります。

また、契約内容によっては、盗難による家財の損失や、外部から物が飛んできて建物が破損するような偶発的な事故も補償の対象となることがあります。

Aki
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火災保険の補償範囲には、以下のような項目が含まれます。

火災保険の補償範囲

・火災
・落雷
・破裂、爆発
・風災、雹災、雪災
・水濡れ
・水災
・盗難

補償内容の3つのパターンとは?

火災保険の補償内容は、「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財」の3つに分けられます。

建物のみの補償は住宅そのものを対象とし、建物本体のほか、門や塀、物置、車庫、設備などの付属部分も含まれます。

家財のみの補償は家具や家電、日用品などの生活用品が対象です。

貴金属や自転車なども含まれますが、高額なものは明記物件として申告が必要になる場合があります。

建物+家財補償は、その両方をカバーするタイプで、住まいと生活用品をまとめて補償できます。

Aki
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火災保険の補償内容で重要なポイントは、次の3つです。

  1. 建物のみの補償
    建物」とは、所有者が住居として使う建物を指し、補償対象には本体のほか、門・塀・物置・車庫・備え付けの冷暖房など動かせないものが含まれます。マンションでは専有部分のみが対象で、共用部分は原則含まれません。
  2. 家財のみの補償
    家財」とは、家具・家電・日用品・貴金属・自転車などの所有物を指し、高価な物は「明記物件」として申告が必要です。同居する家族の持ち物も補償対象に含まれます。
  3. 建物+家財を補償
    上記1.2を含む建物と家財の両方が補償対象となります。

建物には物置などが含まれ、家財には家具家電製品衣類などが補償の対象です。

家財保険に加入するメリットは?

家財保険は、家具や家電、日用品などの生活に必要な持ち物が、火災や自然災害、盗難などによって損害を受けた場合に備えるための保険です。

加入するメリットは、災害や事故によって家財を失った際の経済的な負担を軽減できる点にあります。

特に火災や水災などで一度に多くの家財を失った場合でも、再購入にかかる費用を補うことができます。

Aki
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家財保険は、火災保険の一種で、主に建物ではなく「家財」に焦点を当てた保険です。
この章では、家財保険の概要を見ていきましょう。

家財保険が必要とされる4つの理由とは

家財保険が必要とされる理由は、火災や自然災害などで家財を失うリスクに備えられることに加え、賃貸住宅での備えや盗難・破損への対応、そして急な出費による家計負担を抑えられる点にあります。

これにより、火災や水災などで家具や家電を一度に失った場合でも、買い直しにかかる数十万円〜数百万円規模の出費をカバーでき、生活再建の負担を大きく軽減できます。

また、貯蓄だけでは対応しきれない突発的な支出にも備えられるため、家計の安定につながります。

Aki
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家財保険の必要性には、主に以下の4つの理由があります。

  1. 資産保護
    火災等による損害や喪失は大きな経済的負担となるため、家財保険には資産保護の役割があります。
  2. 迅速な補償
    保険契約に基づいて迅速な補償を提供し、被害を受けた際に早急に復旧できるように支援します。
  3. 様々なリスクへの対応
    火災だけでなく、雷・地震・水災・盗難など、さまざまなリスクに対応できるため、幅広い災害や事故に備えることができます。
  4. 精神的安心
    家財火災保険を付帯することで、家庭内の財産が保護されているという心の安心感につながります。

家財保険の補償範囲はどこまで?

家財保険の補償範囲は、火災や自然災害、盗難などによって家具や家電といった生活用品に損害が生じた場合に及びます。

ただし、火災保険が建物そのもの(住宅や設備)を中心に補償するのに対し、家財保険は室内の持ち物そのものを対象とする点が大きな違いです。

例えば、火災で住宅が被害を受けた場合でも、家財保険では冷蔵庫・テレビ・洗濯機・ソファ・衣類などの生活用品の買い直し費用が補償対象になります。

また、台風による浸水で床上浸水が起きた場合には、家具や家電が使用できなくなった損害も対象になるケースがあります。

Aki
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契約内容によっては、特約を追加することで補償範囲を広げることも可能です。
以下は、家財保険の主な補償範囲特約です。

補償範囲
・火災
・水災
・風災
・落雷
・雪災・ひょう災
・盗難
・破裂・爆発
・破損・汚損
・水濡れ
・落下・飛来・衝突・倒壊

特約
・日常生活賠償特約
・借家人賠償特約
・弁護士費用特約
・受託物賠償特約
・自宅外家財特約

なお、個人事業主の方は、火災保険だけでなく、事業用の建物や設備、休業リスクなど幅広い損害に備えられる「店舗総合保険」についても理解しておくと安心です。

👉個人事業主におすすめの店舗総合保険とは?補償範囲や賠償責任、保険料・特約を解説

家財保険で補償されるもの・されないもの(動産の考え方)

家財保険の対象は、建物ではなく「持ち運びができる生活用品(動産)」であり、その範囲に含まれるものと含まれないものを理解することが重要です。

補償されるものとしては、家具家電衣類バッグ腕時計などの身の回り品、食器や日用品などが挙げられます。

これらは日常生活で使用する動産であり、火災や水災、盗難などによる損害が補償対象となります。

一方で、現金や有価証券、電子マネー、預貯金証書などの金銭に関わるものは補償対象外です。

また、自動車や大型バイク、動物や植物、データやプログラムなども対象には含まれません。

Aki
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家財保険における動産の対象と対象外は以下の通りです。

動産の補償対象
・家具
・家電
・衣類身の回り品(バッグ、腕時計、アクセサリー等)
・食器
・日用品
・自転車と125cc以下のバイク(それぞれ建物内にある場合のみ補償)
・1組または1点が30万円を超える貴金属や、宝石、美術品(これらを明記物件といい、加入時の申告が必要となります)

動産の対象外
・通貨、小切手、有価証券、預貯金証書、切手、印紙、乗車券、電子マネー、クレジットカード等
・自動車
・大型バイク
・証書
・データ
・プログラム
・動物、植物

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家財保険の対象は、主に引っ越し時に運べる電化製品や家具、衣類、食器などの「動かすことができるもの」と覚えておきましょう。

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火災保険を選ぶ際のポイントは?

火災保険を選ぶ際のポイントは、補償内容・補償範囲・保険料のバランスを確認し、自分の生活環境に合った補償設計を選ぶことです。

火災保険は、火災だけでなく水災・風災・落雷などの自然災害や、盗難・破損などの事故まで対象になる場合があります。

そのため、どこまでを補償対象に含めるかによって、実際の安心度は大きく変わります。

また、建物のみを補償するのか、家財まで含めるのかによっても必要な保険は異なります。

持ち家か賃貸かといった住環境によって適切な設計を選ぶことが重要です。

Aki
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この章では、火災保険を選ぶ際のポイントと注意点をご紹介していきます!

もし火災保険だけでなく、家計全体の見直しや保険の最適化についても相談したい場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談することで、より総合的な判断がしやすくなります。

FP相談の無料と有料の違いやおすすめの相談先については、以下の記事👇で詳しく解説しています。

👉FP相談はどこが安心?無料と有料の違いとおすすめ相談先ランキング

火災保険を選ぶ際の4つのポイントとは?

火災保険を選ぶ際は、補償内容だけでなく、建物の条件や契約設計まで含めて総合的に判断することが重要です。

主に次の4つのポイントを押さえておくことで、適切な保険選びがしやすくなります。

まず1つ目は、補償対象と補償範囲の決定です。

火災保険の対象となるのは建物・家財・またはその両方であり、どこまで補償を必要とするかによって契約内容が変わります。

火災だけでなく、水災や風災などの自然災害や盗難など、必要な補償内容もあわせて検討します。

2つ目は、建物の構造級別の確認です。

火災保険の保険料は、M構造・T構造・H構造といった建物の構造区分によって異なり、耐火性能などによってリスク評価が変わります。

3つ目は、保険期間の設定です。

火災保険は1年契約から最長5年契約まで選択でき、一般的に保険期間が長いほど1年あたりの保険料は割安になる傾向があります。

4つ目は、地震保険の検討です。火災保険では地震や噴火、津波による損害は補償されないため、必要に応じて地震保険をセットで加入することが重要です。

火災保険を検討する際の4つのポイント

補償対象と範囲の決定
構造級別を確認
保険期間を設定
地震保険も検討

火災保険を契約する際の注意点とは?

火災保険を契約する際の注意点は、契約後に補償内容を自由に変更できない場合がある点です。

契約内容によっては途中で見直しが可能なケースもありますが、補償対象の追加や変更には契約変更手続きや再契約が必要になることがあります。

たとえば、賃貸住宅に住んでいる段階では、家具や家電を守るために家財のみの補償で十分だと考えて契約するケースがあります。

しかし、数年後に結婚や転勤をきっかけにマイホームを購入した場合、建物自体を補償対象に加えたいと考えても、契約内容によってはそのまま追加できない場合があります。

また、子どもの誕生によって家財が増えたり、高額な家電や家具を購入したことで、当初の補償金額では不足するケースもあります。

反対に、持ち家から賃貸住宅へ住み替えたことで、建物補償が不要になるケースも考えられます。

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火災保険と家財保険は、どちらも火災や自然災害などのリスクに備える保険ですが、補償対象となるものに違いがあります。

火災保険は主に建物そのものを補償する保険であり、家財保険は家具や家電、衣類などの生活用品を補償する保険です。

そのため、持ち家か賃貸か、どのような暮らし方をしているかによって、必要な補償内容は変わります。

また、契約内容によって補償される範囲も異なります。

火災だけでなく、水災や風災、盗難など、どのリスクまで備えたいかを整理したうえで、自分に合った補償内容を選ぶことが大切です。

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