FPに相談してみたいけれど、料金ってどのくらいなの?
ファイナンシャルプランナー(FP)は、資産管理やライフプランに関する専門的なアドバイスを提供してくれる頼もしいパートナーですが、
一度もFPに相談したことがない方々にとって、具体的な料金相場が分からないと相談しにくいものです。
特に地方では、FP事務所の数が限られているため、相談できる機会もさらに少なくなります。
そこで今回は、FPに相談する際の料金相場と、FPを選ぶ際に気を付けるポイントについて解説したいと思います。
この記事で分かること
- FPへの相談料金の相場
- FPに相談する際のポイント
- FPを選ぶときに確認すべきこと

FPに相談する前に、気になるポイントをこの記事で整理していきましょう!
FP相談料金の相場

FPへの相談料金は、一般的に時間単位で設定されることが多いですが、パッケージ料金が用意されている場合もあります。

まずはこの章で、料金体系の目安を見ていきましょう。
一般的な料金体系
FPへの有料相談の料金体系は、各FPが独自に設定しています。
一般的に、相談料金は1時間あたりの金額が目安となりますが、その他にも月額や年間の定額制、顧問契約など、さまざまな形態があります。
また、具体的なサービスに応じて、ライフプランの提案書作成やキャッシュフロー表の作成、生命保険・損害保険の見直しなどは、別途料金がかかることがあります。

ちなみに、相談のみの場合は、1時間あたり5,000円〜10,000円程度が相場です。
出典:日本FP協会『 相談料の目安(有料相談)』
料金の内訳
FPへの相談料金の内訳には、一般的に以下4つのような項目があります。
①初回相談料
多くのFPの初回相談は無料または低価格ですが、場合によっては料金が発生することもあります。
②継続相談料
継続相談は、1時間あたりの料金や月額・年間定額料金で提供されることが一般的です。
③プランニング料金
ライフプランや資産運用の提案書作成には、プラン内容に応じた料金が発生します。
④追加料金
特定のサービス(例:キャッシュフロー表作成や保険見直し)に対して別途料金が発生する場合があります。

キャッシュフロー表とは、収入と支出、貯蓄や投資などのお金の流れを時系列で整理した表のことです。
関連コラム
・キャッシュフロー表の活用術:資産形成への道
料金の変動要因
FP(ファイナンシャル・プランナー)への相談料金は、以下4つの要因によって変動します。
①経験と資格
経験豊富なFPや専門資格(CFPやAFPなど)を持つFPは、料金が高めに設定されることが一般的です。
➁サービス内容
ライフプラン分析や資産運用の戦略など、専門的なサービスには追加料金が発生することがあります。
③相談形式
対面相談は詳細なヒアリングが必要で料金が高めに設定されがちですが、オンライン相談は比較的安価で手軽に受けられる傾向があります。
④顧問契約
継続的な相談を希望する場合、定額制の顧問契約を選択することで料金が変動します。
合わせて読みたいコラム
・AFPとはどんな資格?AFP合格者にしかできないこと
FPに相談する際の注意点

FPに相談する際、『有料だけ』だと思っていませんか?
実は、無料で相談できるところもあります。
ただし、無料相談にはさまざまなメリットとデメリットがあるため、事前に理解しておくことが大切です。

無料相談にはどんなメリット・デメリットがあるのか、事前にチェックしておきましょう。
そもそも、FPには、どんなことを相談したらいいの?
そもそも、FP(ファイナンシャルプランナー)とは、お金・生活設計・資産運用に関する相談に応じ、アドバイスを行う専門家のことです。
そのため、家計の見直しやライフプラン作成、保険や資産運用の選び方など、幅広いテーマで相談することができます。
FPに相談できる主な項目
①ライフプラン・家計相談
・家計の収支見直しや貯蓄計画
・住宅購入や住宅ローンのシミュレーション
・教育資金や老後資金の準備方法
➁保険・リスク管理
・生命保険・医療保険・がん保険などの見直し
・必要保障額の試算
・保険の組み合わせや優先順位のアドバイス
③資産運用・投資
・投資信託・株式・ETFなどの選び方
・リスク許容度に応じたポートフォリオ設計
・NISA・iDeCoなどの税制優遇制度活用法
④税金・節税の一般的な相談
・所得控除や税制優遇制度の概要
・ふるさと納税、住宅ローン控除、医療費控除など
⑤相続・贈与・資産承継の一般的相談
・相続税や贈与税の基本知識
・遺産分割の考え方や資産承継のシミュレーション
⑥その他のライフイベント相談
・結婚・出産・転職などの資金計画
・老後の年金や退職金の活用方法

ただし、FPは税額の概算やシミュレーションは可能ですが、確定申告の作成や提出といった業務は行えない点に注意が必要です。
関連コラム
・FPに相談するメリットとは?お金と保険の専門家だからできること
無料相談の活用
第一章でお伝えした通り、FPに有料相談する場合には料金がかかります。
ただ、初めての方だと「いきなり有料で相談するのはちょっと…」と感じる方もいらっしゃいますよね。

そこで、FPに無料相談のメリットとデメリットを以下に整理してみます。
メリット
無料なので、気軽に相談できるのが嬉しいポイントです。
そのため、初めてFPに相談する方でもリスクなくサービスを体験でき、自身に合うかどうかを見極める良い機会となります。
さらに、専門的なアドバイスをもらうことで、今後別のFPに相談する際の目安としても活用できます。
デメリット
一方で、時間制限があるため、十分なヒアリングや提案を受けられない可能性があります。
また、提供される情報が限られているため、専門的なアドバイスが得られないこともあります。
さらに、無料相談の質はFPによって異なるため、期待通りの結果が得られない場合もあります。

つまり、FPによって得られる結果も異なるため、まずはお試し感覚で無料相談を活用してみるのも一つの方法ですよ!
FPに無料相談できるサイト👇
・【マネードットコム】
FP選びのポイント

FPはお金に関する幅広い知識を持っていますが、できるだけ、相談者(自身)の具体的な悩みに合った専門家を選ぶことが大切です。

最後に、自身に最適なFPを選ぶポイントを整理しておきましょう。
専門分野の確認
FPを選ぶ際には、相談先のFPが得意とする専門分野と、自身が解決したい悩みが一致するかどうかを考慮することが大切です。
たとえば、資産形成や住宅購入など、どのような悩みを解決したいのかを明確にすることで、より的確なアドバイスを受けやすくなります。
FPが提供するサービス内容はウェブサイトやパンフレットで確認できるため、自身に合った専門性を見つける際のチェックポイントになります。

自身のニーズに合ったFPを見つけることが、理想的なサポートを得るための第一歩です!
FPに相談できるサイト👇
・生命保険の無料相談はみんなの生命保険アドバイザーへ
資格や経験の確認
FPを選ぶ際には、資格や経験の確認も大切です。
FP資格は専門知識やスキルを証明するもので、多くのFPは、国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士」や民間資格の「CFP(認定ファイナンシャル・プランナー)」を保有しています。
これらの資格を持つFPは、一定の知識と倫理基準を満たしていることが保証されているため、安心して相談することができます。

また、FPのこれまでの実績や、クライアントの事例・成功体験を聞くことも、大きな判断ポイントになります。
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まとめ
今回の記事のまとめです。
FP(ファイナンシャル・プランナー)への有料相談の料金体系は各FPによって異なりますが、一般的に1時間あたりの料金が目安です。
料金には初回相談料、継続相談料、プランニング料金、追加料金などが含まれ、無料相談もあります。
相談先のFPを検討する際には、FPの専門分野が自分のニーズに合っているか、そして資格や経験を確認することが大切です。

