NISAを始めるとき、多くの方が「手数料が安い証券会社」「人気のある証券会社」を基準に選びがちです。
しかし、NISAは一度口座を開設したら終わりではなく、将来に向けて資産形成を続けていくための制度です。
そのため、重要なのは、どこが一番お得かではなく、自分の投資目的や生活スタイルに合った環境を選ぶことです。
この記事では、NISA口座おすすめ3社としてSBI証券・楽天証券・松井証券を比較し、それぞれの特徴や向いている選び方を解説します。
この記事でわかること3つ
- SBI証券・楽天証券・松井証券それぞれの特徴や違い
- 投資目的や生活スタイルに合わせたNISA口座の考え方
- SBI・楽天・松井証券から自分に合うNISA口座を選ぶ方法

SBI・楽天・松井証券の特徴を比較しながら、自分に合ったNISA口座を見つけていきましょう。
なお、利用する証券会社を決めた後は、必要書類や申し込み手順を事前に確認しておくとスムーズです。
以下の記事👇では、NISA口座の開設に必要な書類や申し込みから利用開始までの流れを、初心者にもわかりやすく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
NISA口座おすすめ3社を比較|SBI・楽天・松井証券の特徴を解説

SBI証券・楽天証券・松井証券は、いずれもNISAに対応した代表的な証券会社ですが、提供しているサービスや特徴には違いがあります。
例えば、投資できる商品の種類を重視する場合、普段利用しているサービスとの相性を重視する場合、または初心者でも安心して始められる環境を求める場合では、適した証券会社は変わります。
そのため、NISA口座を選ぶ際は、目先のお得さだけで判断するのではなく、将来にわたって無理なく資産形成を続けられる環境かどうかを確認することが大切です。

この章では、SBI証券・楽天証券・松井証券それぞれの特徴やサービス比較してみましょう!
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SBI証券|投資信託・国内株式の取扱商品が豊富
SBI証券は、投資信託や国内株式をはじめ、ETFやREITなど幅広い金融商品を取り扱っており、NISA口座で長期的な資産形成を行いたい方に適した証券会社です。
NISAは、10年や20年といった長期間にわたって資産形成を続けることを前提とした制度です。
そのため、口座開設時だけでなく、将来的な運用スタイルの変化にも対応できる証券会社を選ぶことが重要になります。
例えば、投資を始めたばかりの頃は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などのインデックスファンドで積立投資を始め、知識や経験が身についた後は、高配当株やETF、国内個別株へ運用の幅を広げたいと考える方も少なくありません。
SBI証券は、このような投資スタイルの変化にも対応しやすく、証券会社を変更することなく継続して資産形成を進められる点が大きなメリットです。
また、クレジットカード積立やポイントサービスにも対応しているため、日常生活と組み合わせながら効率よく資産形成を続けやすい環境が整っています。
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楽天証券|楽天ポイントを活用しながら投資できる
楽天証券は、楽天ポイントを活用しながら資産形成を進められることが大きな特徴です。
普段から楽天市場や楽天カードなどの楽天グループのサービスを利用している方であれば、日常生活で貯めた楽天ポイントを投資信託の購入に利用できるため、現金を追加で用意しなくても投資を始められます。
また、楽天カードによる投資信託の積立にも対応しており、積立額に応じて楽天ポイントが付与されます。
例えば、毎月一定額を積み立てるだけでポイントが貯まり、そのポイントを再び投資に回すことも可能です。
日々の買い物と資産形成を無理なく結び付けられる点は、楽天証券ならではの魅力といえるでしょう。
そのため、「普段から楽天サービスを利用している」「ポイントを有効活用しながらNISAを続けたい」という方には、楽天証券が有力な選択肢となります。
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楽天証券の口座開設に必要なものは?【本人確認書類や開設費用、NISAなどよくある疑問まとめ】
松井証券|投資信託を低コストで始められる環境が魅力
松井証券は、投資信託を低コストで始められる環境が整っている点が特徴です。
NISAでは、長期間にわたって資産形成を続けることが前提となるため、購入時や運用時にかかるコストを確認しておくことが大切です。
特に、少額から投資を始める場合は、手数料などの負担を抑えることで、効率よく資産形成を進めやすくなります。
松井証券では、投資信託の購入手数料が無料となっており、初めて投資をする方でもコストを抑えながら運用を始められます。
また、投資信託は100円から購入できるため、まとまった資金を準備する必要がなく、自分の家計に合わせた金額から投資をスタートできます。
例えば、「まずは少額で投資を経験したい」「毎月無理のない範囲で積立を続けたい」という場合でも、生活状況に合わせて投資額を調整しながら資産形成を進めることができます。
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NISA口座開設前に確認したい3つのポイントとは?

NISA口座を開設する前には、証券会社の特徴だけでなく、NISA制度のルールについても確認しておくことが大切です。
NISAは、投資による利益が非課税になるメリットがある一方で、利用できる口座数や変更手続きなど、事前に知っておきたい決まりがあります。
これらを理解せずに口座を開設すると、後から「思っていた運用ができない」と感じる可能性もあります。
特に、NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開設できないため、証券会社選びは慎重に行う必要があります。
また、金融機関の変更や非課税投資枠の扱いなど、長期的な資産形成を考えるうえで確認しておきたいポイントがあります。

この章では、NISA口座を開設する前に知っておきたい制度上のルールや注意点について解説します。
なお、NISA口座を開設した後は、実際にどの商品へ投資するのかを選ぶ必要があります。
特に初心者から人気の高い投資先として、全世界の株式に分散投資できる「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」があります。
NISAでどの商品を選べばよいか迷っている方は、オルカンの特徴や投資方法👇についても確認しておきましょう。
NISA口座は1人1口座のみ|金融機関選びは慎重に
NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか開設できないため、証券会社選びは慎重に行う必要があります。
NISAでは、投資によって得られた利益が非課税になるメリットがありますが、同時に複数の証券会社でNISA口座を利用することはできません。
例えば、SBI証券でNISA口座を開設した場合、同じ年に楽天証券や松井証券でもNISA口座を開設することはできません。
そのため、口座開設前には、投資したい商品が取り扱われているか、手数料やポイントサービスが自分の利用環境に合っているかを確認しておくことが大切です。
例えば、投資信託を中心に積立投資をしたい方と、国内株式や米国株にも挑戦したい方では、適した証券会社は異なります。
また、NISA口座は金融機関の変更も可能ですが、変更には所定の手続きが必要です。
すでにNISA口座で投資を始めている場合、変更後の金融機関では以前の口座で保有している商品を移管できないため、売却や管理方法についても考える必要があります。
非課税投資枠は翌年に繰り越せない|計画的な利用が必要
NISAでは、年間で利用できる非課税投資枠が決められており、その年に使わなかった枠を翌年へ繰り越すことはできません。
例えば、新NISAでは年間360万円まで投資できますが、その年に100万円しか投資しなかった場合でも、残りの260万円分を翌年の投資枠に追加することはできません。
翌年は新たに設定された年間投資枠が適用されるため、未使用分が翌年以降に持ち越される仕組みではありません。
そのため、NISAを活用する際は、非課税枠をすべて使い切ることを目的にするのではなく、自分の家計状況や投資目的に合わせて無理のない投資計画を立てることが大切です。
無理に投資額を増やすと、急な出費に対応できなくなり、長期的な資産形成を続けることが難しくなる可能性があります。
例えば、毎月一定額を積み立てる「つみたて投資枠」を活用すれば、投資タイミングに悩まず、計画的に資産形成を進めることができます。
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売却した投資枠は再利用できる|新NISAの仕組みを理解する
新NISAでは、保有している商品を売却した場合、売却した分の非課税投資枠を翌年以降に再利用できます。
旧NISAでは、一度利用した非課税投資枠を再利用することはできませんでしたが、新NISAでは制度が見直され、売却によって空いた投資枠を再び活用できる仕組みになっています。
例えば、新NISAで100万円分の投資信託を購入した後、その商品を売却した場合、翌年以降に100万円分の非課税投資枠が復活します。
そのため、ライフスタイルや投資方針の変化に合わせて、保有商品を見直しやすくなりました。
ただし、売却した分の枠が復活するのは翌年以降であり、その年の年間投資枠が増えるわけではありません。
また、復活する投資枠は購入時の金額ではなく、売却した商品の取得価額を基準として計算されます。
そのため、新NISAでは長期保有を基本としながらも、将来的な資金需要や投資方針の変化に応じて、柔軟に運用方法を見直すことができます。

つまり、売却した分の非課税投資枠を翌年以降に再利用できるため、柔軟な資産運用が可能になったということですよ!
SBI・楽天・松井証券はどれを選ぶ?自分に合うNISA口座の選び方

SBI証券・楽天証券・松井証券には、それぞれ異なる特徴があるため、自分の投資目的や利用スタイルに合っているかを基準に選ぶことが大切です。
例えば、投資できる商品の種類や将来的な運用の幅を重視する場合はSBI証券、楽天サービスとの相性やポイントを活用した資産形成を重視する場合は楽天証券、低コストで少額から投資を始めたい場合は松井証券が選択肢になります。
また、NISAは長期的に利用する制度であるため、現在の使いやすさだけでなく、今後投資経験が増えた場合でも継続して利用できる環境かどうかを確認することも重要です。

この章では、それぞれの特徴を踏まえながら、自分の投資スタイルに合ったNISA口座の選び方について解説します。
なお、NISAは日本に住んでいる人であれば利用できる制度ですが、外国籍の方の場合は在留資格や居住状況によって条件が異なる場合があります。
詳しくは、以下の記事👇で解説していますので、参考にしてみてください。
自分に合うNISA口座の選び方① 投資目的から選ぶ
NISA口座を選ぶ際は、まず、自分がどのような目的で投資を始めるのかを明確にすることが大切です。
例えば、将来の資産形成を目的に毎月コツコツ積立投資をしたい場合は、投資信託の取扱数や積立サービスの使いやすさを確認することが重要です。
長期間にわたって運用を続けるためには、自分が投資したい商品を取り扱っているか、無理なく積立を継続できる環境が整っているかを確認しておく必要があります。
一方で、配当金を受け取りながら資産形成をしたい方や、国内株式・米国株など幅広い商品へ投資したい方は、株式やETFなどの取扱商品が充実している証券会社を選ぶことがポイントになります。
また、普段利用しているサービスとの相性も、NISA口座を選ぶ際の判断材料になります。
例えば、楽天サービスをよく利用する方であればポイントを活用できる楽天証券、少額から投資を始めながらコストを抑えたい方であれば松井証券など、自分の生活スタイルに合った環境を選ぶことで、投資を継続しやすくなります。
自分に合うNISA口座の選び方② 投資にかけられる時間を基準に選ぶ
NISA口座を選ぶ際は、自分が投資にどれくらい時間をかけられるのかも重要な判断基準になります。
投資に取り組む時間は人によって異なり、仕事や家事などで日々忙しい方もいれば、商品を比較しながら自分で運用を考えたい方もいます。
そのため、自分の生活スタイルに合わない証券会社を選ぶと、投資を継続する負担につながる可能性があります。
例えば、投資にあまり時間をかけられない方や、初めてNISAを利用する方は、投資信託の積立設定がしやすく、長期的にほったらかし運用を続けやすい環境を選ぶことが大切です。
毎月一定額を自動で積み立てられる仕組みがあれば、日々の値動きを頻繁に確認する必要がなく、無理なく資産形成を続けられます。
一方で、投資に時間をかけられる方や、自分で商品を選びながら運用したい方は、国内株式や米国株、ETFなど幅広い商品を取り扱っている証券会社を選ぶことで、投資の選択肢を広げられます。
また、投資初心者の場合は、商品情報の分かりやすさやサポート体制の充実度も確認しておくと安心です。
NISAは短期間で結果を求めるものではなく、長く継続することで資産形成を目指す制度です。
そのため、自分が投資にかけられる時間や手間を考え、無理なく続けられる環境を選ぶことが大切です。
自分に合うNISA口座の選び方③ 長期的な運用のしやすさで選ぶ
NISA口座を選ぶ際は、将来のライフプランの変化にも対応しながら、無理なく資産形成を続けられる環境かどうかを考えることが大切です。
NISAは、短期間で利益を得ることを目的とした制度ではなく、長期的に資産形成を続けるための制度です。
そのため、現在の生活状況だけでなく、これから迎えるライフイベントや将来の目標に合わせて、継続しやすい口座を選ぶ必要があります。
例えば、20代・30代では、結婚や住宅購入、子育てなど将来的な大きな支出に備えながら、長期的な資産形成を始めることが重要になります。
一方で、40代・50代では、教育費や住宅ローンなど現在の支出とのバランスを考えながら、老後資金の準備を進める視点も必要になります。
また、60代以降では、資産を増やすだけでなく、必要なタイミングで取り崩しながら生活資金として活用することも考える必要があります。
このように、投資に適した方法や必要な資金は、年齢やライフステージによって変化します。
そのため、現在の状況だけでなく、将来の生活設計にも合わせて無理なく続けられるNISA口座を選ぶことが大切です。
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NISAの相談先はどこがおすすめ?

NISAについて相談するなら、相談内容に応じて相談先を選ぶことが大切です。
例えば、NISA口座の開設方法や商品の選び方を知りたい場合は銀行や証券会、家計全体やライフプランも含めて相談したい場合はファイナンシャルプランナー(FP)が適しています。

この章では、NISAの相談先としておすすめの窓口や、それぞれの特徴・選び方について解説します。
NISAを相談できる3つの相談先の特徴とは
NISAについて相談できる主な相談先は、証券会社・ファイナンシャルプランナー(FP)・銀行の3つです。
それぞれ相談できる内容や特徴が異なるため、自分が何を相談したいのかを明確にしたうえで選ぶことが大切です。
| 相談先 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| 証券会社 | NISA口座の開設や投資商品の選び方を相談したい人 | NISA対応の商品を多く取り扱っており、投資信託や株式などの商品選びについて相談できる。 |
| FP(ファイナンシャルプランナー) | 家計全体や将来設計も含めて相談したい人 | 収入や支出、ライフプランを踏まえて、無理なく続けられる資産形成についてアドバイスを受けられる。 |
| 銀行 | 対面で相談したい人や普段利用している金融機関で相談したい人 | 店舗で相談しやすい一方、証券会社と比べると取り扱う商品が限られる場合がある。 |
例えば、「NISAを始めたいけれど、どの商品を選べばよいかわからない」という場合は証券会社、「投資だけでなく住宅購入や教育費など将来のお金も含めて考えたい」という場合はFPが向いています。
一方で、銀行は窓口で相談しやすいというメリットがありますが、選択できる商品数やサービス内容は金融機関によって異なります。
このように、NISAの相談先はそれぞれ役割が異なります。
投資商品の選び方を重視するなら証券会社、家計全体を見直しながら資産形成を考えたいならFPなど、自分の目的に合った相談先を選ぶことが大切です。
FPへの相談がおすすめな理由
FPへの相談がおすすめな理由は、NISAだけでなく、家計全体を踏まえて資産形成を考えられる点です。
NISAは便利な制度ですが、「毎月いくら投資すればよいのか」「投資に回す余裕はあるのか」「教育費や住宅ローンと両立できるのか」など、始める前に考えることも多くあります。
FPであれば、収入や支出、家族構成、今後のライフイベントなどを確認したうえで、自分の生活に無理のない資産形成の方法を一緒に考えることができます。
例えば、同じ毎月3万円を積み立てる場合でも、家計に余裕がある人と、教育費や住宅ローンの負担が大きい人では、適した積立額は変わります。
そのため、NISAの商品選びだけでなく、「自分の家計で無理なく続けられる資産形成を考えたい」という人は、FPへの相談がおすすめです。

ただし、FP相談には無料相談と有料相談があり、相談できる内容やサポートの範囲には違いがあります。自分に合った相談先を選ぶためにも、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
まとめ|NISA口座は目的に合った証券会社を選ぼう
NISA口座を選ぶ際は、人気やランキングだけで判断するのではなく、自分の投資目的や利用スタイルに合っているかを確認することが大切です。
SBI証券・楽天証券・松井証券は、それぞれ特徴が異なります。商品数、ポイントサービス、使いやすさなどを比較し、自分が無理なく続けられる証券会社を選びましょう。
NISAは長期的に資産形成を続けるための制度だからこそ、最初の口座選びが将来の運用のしやすさにつながります。
自分に合った環境を整え、無理なく資産形成を始めていきましょう。
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