先日、以前勤めていた会社の先輩から生命保険について相談を受けました。
下記はその一部内容です。
先輩:来年からうちの子、小学生になるんだけど、学資貯蓄とか、教育費用のことが気になってきてさ。大学卒業まで考えたら、結構な額必要になるなって思って――
私:あっ、もう来年から小学生ですか!!もうそんなになるんですね!(😲) でしたら今のうちから学資保険も考えておいたほうがいいかもしれませんね!
先輩:そうだよな~、それと合わせて家族みんなの生命保険も見直そうと思っているんだ。親父も、もう少しで再雇用に切り替わる年だし、俺自身も保険のこと詳しくなくてさ。
私:そうですか。確かにそれは保険を見直す、良い機会かもしれませんね――
という会話がつい先日のことです。
まず、お子さんがもう小学生になることに驚きましたが、
それはひとまず置いておき、
確かに生命保険って多種多様なので、全部把握しようと思ったら、難しいですよね。
そこで今回は、生命保険の種類と活用することで得られるメリットについて解説していきます。
この記事で分かること
- 生命保険の種類とそれぞれの活用メリット
- ライフイベントに応じた保険の必要性と見直しの重要性
- 保険を見直すべき適切なタイミングと判断基準

ライフイベントにおける生命保険の役割について、一緒に学んでいきましょう。
生命保険の見直しをするきっかけとは?

ライフイベントの変化は、生命保険を見直すきっかけの一つです。
結婚、子供の誕生、新しい仕事のスタートなど、これらのライフイベントに合わせて生命保険を見直し、将来に備えることはライフプランニングにおいて不可欠な要素となります。
生活スタイルやライフステージの変化
生活スタイルやライフステージの変化には、様々な要因が影響します。
以下に、一般的なライフステージの変化のパターンと、それに伴う保険への影響を挙げてみます。
結婚: 共同生活が始まり、生活費や将来の計画、保険ニーズが変わります。
子供の誕生: 子供の成長に伴い、教育資金の計画や子供の将来を考慮した保険が重要となります。
新しい仕事のスタート: 職場の変化に伴い、収入の変動や雇用保険の見直しが必要となります。
住居の変更: 住宅の購入などにより、住宅ローンに関連する保険の見直しが必要な場合があります。
子供の独立: 子供が成人し独立することで、それまでの生活費や保険のニーズが変わる可能性があります。
老後の計画: 老後のセカンドライフに向けて、生活計画や年金、医療保険の見直しが必要となります。
これらの変化に合わせて生命保険やその他の金融プランを見直すことで、より適切な保障と資産形成が可能となります。

新社会人は、保険の切り替え時期の一つですよ!
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保障内容や保険料の見直し
生命保険の保障内容や保険料の見直しは、生活の変化やライフステージに合わせて行うことが重要です。

以下に、それぞれのポイントをまとめてみます。
保障内容の見直し
①ライフイベントに合わせた保障
結婚や子供の誕生、新しい仕事の始まりなど、重要なライフイベントが生じた際には、保険の種類や保障内容を見直し、変化に適したプランに調整します。
➁生活スタイルの変化に対応
住居の変更や子供の独立などで生活状況が変わると、新しいライフスタイルに合った保障が必要になります。
③医療保険の充実
将来の医療費や予期せぬ病気・ケガに備えるためには、健康状態や年齢に応じた医療保険を活用することが大切です。
保険料の見直し
①収入の変動
新しい仕事やキャリアの変化による収入変動により、支払い負担が適切なレベルになるように保険料を見直します。
➁他の保険商品プランとの比較
他の保険商品プランと比較し、同等以上の保障を同料金で提供している場合、転換や見直しを考える必要があります。
③長期的な視点での検討
長期的に見て適切でない可能性もあるため、定期的に見直しを行います。
保険について相談できるサイト
・みんなの生命保険アドバイザーは全国相談無料!
保険見直しのメリットとは?

保険を見直すことには、主に補償内容の最適化と保険料のコスト削減の2つのメリットがあります。

この章では、上記2つのポイントについて詳しく解説していきます。
保障内容の最適化
補償内容を最適化することには、様々なメリットがあります。
以下に、その主なメリットを3つ挙げてみます。
①幅広いリスクに対処できる
適切な保険プランにより、様々なリスクや状況に合わせた幅広い補償が提供されます。
生命保険、医療保険、損害保険など、異なるタイプの保険を組み合わせることで、広範なリスクに対処できます。
➁将来的な不安を軽減できる
適切な補償内容により、将来の不安を軽減します。
予期せぬ出来事や緊急の医療費に備えることで、家族や自身の将来に対する不安を和らげることができます。
③財政的な安定の確保につながる
収入保障や資産保全を考慮したプランを組むことで、財政的な安定が生まれます。
経済的な支えがあることで、突然の収入減や資産の損失にも柔軟に対応できます。
保険料のコスト削減
保険料のコスト削減にも、以下2つのようなメリットがあります。
①家計への財政的負担を軽減できる
不要な支払いを削減することで、家計の財政的な負担を軽減できます。
これにより、家族や自身の将来に対する経済的な不安を軽減することができます。
➁余剰資金の確保につながる
保険料のコスト削減により、有事の際の資金確保につながります。
病気や災害などの予期せぬ出費に備えるだけでなく、余剰資金を他の重要な目標やニーズに充てることができます。
保険について相談できるサイト
・みんなの生命保険アドバイザーは全国相談無料!
生命保険の種類について

自身が加入している生命保険の種類を把握しておくことは、支払われる保険金の条件や方法、利用できる特典など、有事の際に大きく影響します。

この章では、生命保険の具体的な種類について見ていきます。
生命保険の種類について
生命保険は、死亡や病気、働けなくなるリスクなどから、自身や家族の生活を守るための保険です。
また、将来の起こりうるイベントに向けての資金準備のための保険もあります。
以下は、代表的な生命保険の種類です。
- 死亡保険(定期保険)
一定期間内に被保険者が死亡した場合に給付金が支払われ、家族の生活保障を目的とした保険です。 - 終身保険(永続保険)
一生涯にわたり保障が続き、老後資金や遺族への備えとして活用される保険です。 - 医療保険
入院・通院・手術などの医療費を補償し、病気やケガに備えるための保険です。 - がん保険
がんと診断された際に治療費などを補償し、経済的な負担を軽減する保険です。 - 学資保険
子どもの進学時期に給付金を受け取れる、教育資金の準備を目的とした保険です。
どの保険にも共通しているのは、将来の不測事態に備えるための重要なツールであるということです。
学資保険は、一見すると将来の教育費用をカバーする保険と思われがちですが、実際には不測の事態に備える側面もあります。
例えば、保護者が亡くなったり、重大な疾病にかかったりした場合でも、学資保険によって子供の教育費用が確保されることで、家族の経済的負担を軽減することができます。
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・学資保険に加入するタイミングとは?
保険の見直しを検討する際のポイント
ライフイベントにおいて、保険の選定はさまざまなタイミングで行われます。
特に、新年度のスタートを迎える前に保険を見直すことは重要な一環と言えます。
最後に、保険の見直しを検討する際のポイントについて確認していきましょう。

がん保険も、万一に備える大切な保険のひとつですね。

新年度に向けた見直しポイント
新年度が始まると、生活や経済状況も変化することから、生命保険の見直しをする1つのタイミングです。

以下に、新年度に向けて生命保険を見直す際のポイントを3つご紹介します。
①保険の更新や解約の確認
新年度になると、生命保険の更新や解約の期限が近づいている場合があります。
保険契約の内容や条件を再確認し、必要に応じて更新や解約を検討しましょう。
更新や解約の際には、注意事項や手続きについてきちんと確認することが大切です。
②追加の保障の検討
新年度には、追加の保障が必要かどうかを検討してみましょう。
例えば、医療保険や入院保険などの健康に関する保険、または、借金返済保険などの追加のリスクに備える保険があります。
自身や家族のライフスタイルやリスクに合わせて、必要な保障を選びましょう。
③ファイナンシャルプランとの整合性の確認
生命保険には、ファイナンシャルプランの一部としての役割がある場合があります。
そのため、自身や家族の将来の目標やニーズに合っているかを検討し、ライフプランや財務計画との整合性を確認しましょう。

ライフステージは少しずつ変化していくものです。
筆者も、新年度が始まる前に必ず一度、自身の保険を見直すようにしています。
生命保険の選定方法
生命保険は、さまざまな方法で選ぶことができます。

今回は、その中から4つをご紹介します。
①保険会社のウェブサイトや資料を参照にする
多くの保険会社が自社サイトやパンフレットで商品情報を公開しており、ニーズや予算に合った保険を選ぶ参考になります。
②比較サイトを利用する
複数の保険商品を効率的に比較できるサイトを活用することで、自身に合った保険を見つけやすくなります。
③知人や家族の意見を聞く
保険に加入している人の体験談やアドバイスを参考にすることで、判断材料を得ることもできます。
④無料の保険相談サービスを利用する
保険会社や金融機関の無料相談を活用することで、専門家の助言を受けながら最適な保険選びが行えます。

保険の比較をすることが苦手だと思う方は、保険代理店のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談する方法もありますよ。
保険について相談できるサイト
・生命保険に特化したFP無料相談
まとめ
今回の記事のまとめです。
生活スタイルやライフステージの変化に合わせて生命保険を見直すことは、ライフプランニングにおいて効果的です。
保障内容の見直しでは、ライフイベントに応じた保障や生活スタイルの変化への対応、また医療保険の充実などが検討ポイントとなります。
そして、保険料の見直しでは、収入の変動や他の保険商品との比較、長期的な視点を意識することが大切です。