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20代から生命保険に加入すべき理由は?保険料負担・加入率の深掘り解説

2024年6月22日

Aki

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20代の頃、保険を選ぶときに慎重になりつつも、保険会社の営業や家族に勧められるままなんとなく加入してしまった——そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

同じ20代でも、独身既婚か、学生社会人かといったライフステージの違いによって、必要な保険の内容は大きく異なります。

だからこそ、自身や家族の状況に合った保険を選ぶことが大切です。

この記事では、20代で初めて保険を選ぶ際に押さえておきたいポイントを、わかりやすく解説していきます。

この記事で分かること

  1. 20代での保険選びが大切な理由
  2. 20代の生命保険加入率と保険料の平均負担額
  3. ライフステージ別に異なる補償内容の必要性
Aki
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ライフステージに応じた保険の選び方を、20代のうちに学んでおきましょう。

20代の保険選びの基本

一般的に、20代前半は大学を卒業し、社会人としての第一歩を踏み出す時期です。

そのため、このタイミングで親の扶養から外れ、自分名義で生命保険に加入する必要が生じる場合があります。

例えば、親の扶養内で加入していた保険を解約し、新たに契約するケースが例として挙げられます。

Aki
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この章では、保険料の目安を交えつつ、20代に生命保険が必要とされる理由を一緒に考えていきましょう。

なぜ20代から保険に加入すべきなのか

20代のうちに保険に入る主な理由として、以下の2つが挙げられます。

割安な保険料で加入できる
健康なうちに保険に入れる

若いうちでも、病気やケガで入院したり死亡したりするリスクはゼロではありません。

そのため、万が一入院や手術することになると、貯蓄が安定していない若い世代にとっては支払いが厳しく感じることもあります。

Aki
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ライフステージが変わりやすい20代前半は、無理のない保険料での加入を考えることが大切ですね。

20代の生命保険加入率

一般的に、20代で生命保険に加入している人はどのくらいいるのでしょうか。

令和4年度生活保障に関する調査」によると、全世代の生命保険の加入率は平均で79.8%です。

男性は77.6%女性は81.5%が生命保険に加入しています。

しかし、年代別のデータを見ると、20代の生命保険加入率は他の世代に比べて低く、男性は46.4%女性は57.1%にとどまっています。

これは全世代の中で最も低い加入率です。

それでも、20代の人々の約半数が生命保険に加入しており、若い世代でも保険の重要性について意識している人が多いことがわかります。

参照サイト
(公財)生命保険文化センター「令和4年度生活保障に関する調査」より

保険料の平均と負担額とは

保険料の平均と負担額を、年齢別に見ていきましょう。

Aki
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下記の図1は、年齢別の年間支払い額の相場をまとめたものです。

年齢年間支払額
29歳以下21.5万円
30~34歳26.2万円
35~39歳38.2万円
40~44歳34.8万円
45~49歳37.5万円
50~54歳43.2万円
55~59歳43.6万円
60~64歳38.4万円
65~69歳43.6万円
70~74歳33.7万円
図1:世帯主が1年間に支払っている保険料の平均額
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月)

図1からも分かるように、29歳以下の年齢層では保険料の支払額が他の年齢層よりも低くなっています。

これは世帯主の家族構成に比例するものとされていますが、それに加えて世帯主の年収が年齢とともに上昇し、その結果として保険料も増加していると推測されます。

Aki
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これは、年齢が上がるに比例して健康リスクも高まるためです。

保険選びのポイントとは

保険選びのポイントは、一般的に以下の5つをおさえておく必要があります。

必要な保障内容を確認する
自身や家族のライフステージに応じて、生活費や治療費など、必要な保障を確認します。

予算を設定する
毎月の支払額だけでなく年間の総額も確認することで、どちらの支払い方法が家計にとって負担が少ないかを判断できます。

保険の種類を理解する
生命保険、医療保険、がん保険、自動車保険、火災保険など、それぞれの保険がどのようなリスクをカバーするのかを把握しておきます。

保険会社の信頼性を確認する
信頼できる保険会社を選ぶためにも、保険会社の経営状況や口コミ、評判を確認しておきます。

保険料と保障内容のバランスを考える
保険料の安さだけで選ばず、免責事項や解約返戻金の有無、更新条件なども忘れずに確認しておきます。

保険について相談できるサイト
FP無料相談の保険チャンネル

20代のための保険選び:2つの基本パターン

これまで一般的な20代向けの保険設定について説明してきましたが、

ここからは「20代独身者向け」と「20代既婚者向け」に分けて、それぞれの保険選びについて詳しく見ていきます。

Aki
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20代でも独身と既婚では必要な保険が異なるため、その違いを見ていきましょう。

20代独身者向けの保険選び

まずは、20代独身者向けの保険選びについて見ていきます。

20代独身者が考えるべき保険として、以下の2つが挙げられます。

医療保険

少額の死亡保険

Aki
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上記2つの保険に加入しておくべき理由を、以下にそれぞれ解説します。

①医療保険

医療保険に加入すべき主な理由には、以下の2つが挙げられます。

1. 経済的な安心感を得られる
20代はキャリアのスタート時期で収入が不安定なことも多く、病気やケガに備えて医療保険に加入しておくと、不安を軽減できます。

2. 早期加入のメリットがある
若いうちに医療保険に加入すると、健康状態が良好なことが多いため、保険料が安く審査にも通りやすくなります。

②少額の死亡保険

少額の死亡保険に加入すべき主な理由には、以下の2が挙げられます。

1. 葬儀費用のカバー
自身が突然亡くなった場合の葬儀費用や関連費用を死亡保険でカバーし、家族の負担を軽減できます。

2. ローンや借金の返済
20代でも学生ローンや借金を抱えている場合があり、死亡保険はその返済資金として役立てることが可能です。

20代の独身者が生命・医療保険に加入すべき理由

20代の独身者が医療保険に加入すべき理由は以下の通りです。

家族のサポートが得られにくい
病気やケガをした際に頼れる家族が少なく、自己解決が求められることが多いため、医療費の負担を軽減する必要があります。

経済的リスクへの備え
収入が不安定な場合が多いため、急な病気やケガで収入が途絶えるリスクに備えるために医療保険が重要です。

自己責任での管理
独身者は自己の健康に対して完全に責任を持つため、早期の医療保険加入が将来のリスクに対する備えになります。

将来のライフステージの変化に備える
将来的な結婚や出産などのライフイベントに備えるため、若いうちから医療保険に加入しておくことが推奨されます。

Aki
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保険選びをする際には、保険の窓口を利用するのも一つの方法です。

関連コラム
保険の相談窓口って?みんなはどこで保険を選んでいる?

20代既婚者のための保険選び

次に、20代既婚者向けの保険選びについて見ていきましょう。

20代既婚者が考えるべき保険として、以下の3つが挙げられます。

医療保険

就業不能保険

死亡保険

Aki
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上記3種類の保険について、それぞれ見ていきましょう。

①医療保険

結婚後は、家族やパートナーの経済的な安定が求められる時期です。

そのため、医療保険に加入することで、高額な医療費が発生した場合でも自己負担を軽減し、家族やパートナーにとっての経済的リスクヘッジにつながります。

➁就業不能保険

既婚者の場合、家族やパートナーの収入が直接家計に影響します。

就業不能保険は、失業保険や労災補償ではカバーされない病気やケガによる所得の喪失を補完するため、

病気やケガで働けなくなった場合の収入の途絶を防ぐことができます。

③死亡保険

世帯主などが突然亡くなり収入が途絶えると、家計が困窮するリスクがあります。

特に共働き世帯では、一方の収入が失われた場合、家計の維持が難しくなることがあります。

死亡保険に加入することで、残された家族が生活を維持し、今後の生活基盤を守るための支援を得ることができます。

20代既婚者が保険で備えるべき所得・収入面のポイント

共働きの夫婦の場合、どちらか一方が入院や手術による治療費や収入減を補うためには、最低限の医療保険や就業不能保険を準備することが推奨されます。

一方が専業主婦(主夫)の場合、働く側に何かあった際に備えて医療保険と就業不能保険を確保し、残された家族が困らない程度の死亡保険も用意するのが適切です。

また、将来子どもが産まれることを見据え、女性向けの医療保険も早めに確保するのも有効な手段です。

Aki
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就業不能保険女性向けの医療保険については、以下のコラムでわかりやすくまとめていますよ!

参照コラム
就業不能保険の理解を深める!リスク管理の重要性
妊娠・出産を考える女性のための医療保険

初めての保険選び:ファイナンシャルプランナーに相談する

初めて保険を選ぶ際には、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することが効果的です。

Aki
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最後に、FPに相談するメリットを確認しておきましょう。

FPの役割は保険選びだけではない?

ファイナンシャルプランナー(FP)は専門知識を活かし、ご自身やご家族に最適な保険を提案することで、無駄な支出を避け必要な保障を適切に整えます。

さらに、ライフステージの変化に合わせた保険の見直しもサポートしてくれるため、家計にとっての身近なパートナーと言えます。

Aki
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ファイナンシャルプランナー(FP)についての詳細は、以下のコラムをご参照ください。

合わせて読みたいコラム
FPに相談するメリットとは?お金と保険の専門家だからできること

まとめ

今回の記事のまとめです。

20代のうちに保険に加入する主な理由は、主に以下の2つです。

割安な保険料で加入できる
健康なうちに保険に加入できる

そして、20代の独身者と既婚者では、選ぶべき保険内容が異なるため、初めての保険選びにはFPなどの専門家のアドバイスを受けることも効果的です。